「近視の手術ってどんなんですか・・・」ってお問い合わせがあります。
私は「将来的なことも考えれば、近視手術はしない方がいいですよ」とお答えします。
将来的なことというのは、手術によって少なからずダメージを受けた角膜が将来どうなるかという問題もあるし、もし、白内障になって手術をしなければいけなくなったとして、近視手術をしている眼は問題がでてくる場合があります。
私は「近視で不同視」というやっかいな眼を持ち合わせているのですが、近視手術などやりません。また、コンタクトレンズも入れる気もありません。
それは、デリケートな角膜を傷めるようなことはしたくないし、角膜内皮細胞が減少するような行為をしたくないからです。
近視手術を安易に考えないほうがいいです。近視の矯正はメガネの方が安心、安全です。
先日もこんなことがありました。
東京都中央区保健所はレーザー光線を使って近視を矯正するレーシック手術を受けた患者639人のうち67人が、感染性角膜炎などの健康被害を訴えたと発表した。67人のうち1人が医療機関に入院しているという。同保健所では、眼科の衛生管理が不徹底だったことが原因とみて詳しいことを調べている。
同保健所によると、患者67人が感染症を発症したのは、平成20年10月~21年2月。同保健所は、眼科が不十分な滅菌処理を行った医療器具などで手術を行ったため、患者の角膜が炎症を起こした可能性が高いとみている。
これまで同区は、健康被害が多いとの情報を受けて2度、眼科に立ち入り検査をしてきた。
これは将来的云々の話ではないですね。視力を得るための手術が視力を失うかもしれないのですから、怖いことです。
もう一度言います。
近視手術は危険な面もあります。手術をしてしまうと、もうもとには戻りません。
術後に羞明に悩まされる場合もあります。
角膜内皮細胞が減少することもあります。角膜内皮細胞は減少すると、再生できません。
そういうリスクも踏まえた上で、近視手術を検討してください。
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