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丸メガネ セル 「マルセイン」

目と目の間の広い人用の、フレームPDが広いセルフレームの「マルセイン 」の登場です。

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枠部分(わくぶぶん)のボリュームを、通常のセルフレームよりも少し多めにしてしっかりとしたシルエットをかたちづくっています。

形状はオースドックスな一山タイプの丸メガネをかたどりつつも、小さく鼻パッドを接合して、鼻部分へのかかりを大きくするという工夫がしてあります。

丸メガネ 跳ね上げ

丸メガネ 一山 跳ね上げ メガネ 「エンボルグ」のニューカラーの入荷です。

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跳ね上げメガネは、

一般的に近視系のかたは、レンズを降ろして遠くを見、レンズを跳ね上げて近くを見ます。

正視~遠視系のかたは、レンズを降ろして近くを見、跳ね上げて遠くを見ます。

レンズには遠近両用や中近両用の累進レンズを入れても便利に使えます。

メガネフレームの玉型を変えます。

当店はメガネフレームの玉型変形(修正)をお受けしています。

たとえば、この真円丸メガネのDscn08261


右(向かって左)の玉型を疑似真円(楕円)にしてみました。

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真円丸にはちょっと抵抗がある・・・というかたに。

もっと楕円っぽくもできます。

こちらはナイロールフレームDscn08281


下方向に玉型を大きくしました。

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遠近両用レンズなどの縦方向の視野が広くほしいときに玉型を変えていきます。

もっと、もっと形を変えることは可能ですので、ご相談ください。

ただし、変形できるフレームは限定されます。

バイキンマン電車

バイキンマン(が描かれている)電車

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アンパンマンはヒーローだけど、バイキンマンがいなけりゃヒーローになれない。

バイキンマンは子供達には嫌われ者だけど、大人達の中にはアンチアンパンマンもいます。

そんなちょっとひねくれた大人は高知には少なくないだろう・・・・。

ちなみに、ヒーローといえば高知には龍馬派と慎太郎派がいます。

加工機を導入

新しい加工機を導入しました。

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以前の加工機に比較すると、液晶画面がカラーになって見やすいですね~。

操作性も良くなっています・・・でも反面精度が高くて融通がきかない感じがあります。

いろんなヤゲン(フレームに入れるためにレンズにつける山)ができ、

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ゴーグルメガネ などに重宝しそうです。

この加工機があれば、お急ぎのかたは40分~50分ぐらいでゴーグルメガネを仕上げることができます。

ただし、「レンズ材質、度数にもよりますし、レンズ在庫があり、私の手がすいている」という条件で、です。

条件が多い・・・・

高知 竹林寺

高知 竹林寺 の紅葉

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竹林寺はお遍路さんで賑わっていました。

車遍路のみなさんですね。

バスで四国88番札所を回られているのでしょう。

高知で美味しいカツオを食べていってください。(そんな暇はないのかな・・・)

セルなわ手のフレーム

テンプル(腕)セルなわ手のフレーム。Maki5781


このフレームは希少品になっています。

セルなわ手を作れる職人さんが激減しているからです。

ま、激減しているといって元々セルなわ手を作れる職人さんは少なかったと思います。

頻繁に売れる商品でもないですからね。

それで、数少ない職人さんが高齢になり、後継者もなく、セルなわ手が絶滅しかかっている・・・ということです。

先日も丸メガネセルなわ手の愛好家のかたに修理の依頼をお受けしたのですが・・・・

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修理もできず、テンプル交換も無理だったので、テンプルを普通のテンプルに交換して使っていただくようにしました。

風合いなどがセルなわ手に比較して悪くなりますけど、仕方ありません。

当店にはあと4、5本ぐらいセルなわ手の在庫があります。

よろしければ・・・・。

当店処方のメガネが見えづらい

「眼鏡処方箋でメガネを作ったが見えづらい」・・・・ではなく、

「当店処方でメガネを作ったが見えづらい」の事例。

60歳代 B様

日ごろは、遠近累進メガネを掛けています。

「今回は、遠近累進メガネではなく、遠方専用メガネを作りたい」とのご希望でした。

それで、屈折検査、眼位検査をし、プリズム入り(以前の累進メガネもプリズム入りです)遠方専用メガネを調製しました。

しかし、後日「これでは近くが見えない・・・」と訴えられました。

や は り・・・・。

B様は中度ぐらいの近視で、20㎝ぐらいの近くのものは裸眼でバッチリ見える眼です。

それで、「裸眼のほうが見やすいから遠近両用は必要ないのでは・・・」と思われて、「今回は遠方専用で・・・」ということになったのでしょう。

しかし、遠方専用を実際に使ってみると、「近くものを見るときにメガネを外さないといけないのは不便。それに、相当と近づかないとモノがハッキリ見えない!」

とのことです。

実は、このパターンたまにあるのです。

なので、当方も「遠方専用ですと、メガネを掛けたままでは近くは見えづらくなりますが、本当にいいですか?」と念を押して確認しています。

テストレンズで近方の見え方も確認してもらいますと「ウン、見えるよ」とおっしゃいました。

それで、不安がありつつ遠方専用メガネを調製しますと、案の定・・・・・。

幸い、B様は当店のお得意様で気心も知っているかたなので、

「ね、だから言ったじゃない」

「それならそうと言ってよ」

いや、言ってますけどね・・・・

B様と当店の共同作業、共同責任で遠近累進メガネに作りかえることになりました。

剣道用メガネ 「晋作Ⅱ」

剣道専用メガネ「晋作 Ⅱ」 が入荷しました。

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汗止めがないシンプルなデザインで、お子様から大人まで対応できる
2サイズの展開です。

いろいろな大きさの面の中に収まる親切設計。
(ご来店の際は必ず面をご持参ください)

ドローコードで、しっかり頭部に止めるシステムを採用。
ノーズパッドには、ずれにくいシリコンツインパッドを標準装備しました。

前傾角(メガネの傾き)と、正面から見て左右の傾きの、微調整が可能で
快適な見え方を実現します。

軽くて丈夫なチタン素材のフレームは日本製なので安心です。

カラーは、アンティークシルバーとグレーブラウンマットの2色。
サイズは、44□20、48□20の2サイズ。

メーカー参考小売価格は、17,000円+消費税です。

剣道メガネ研究会 HPより

 

日本製の丸、ボストン、サーモントフレーム

日本製の 丸、ボストン、サーモント フレームが入荷しました。

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セル巻きのフレームなどはセル巻きを作れる職人が減っているので、希少価値になりつつあります。

メガネ業界でも日本の伝統文化が失われつつあります・・・・。

当店は日本のメガネを応援していきます。

眼科処方のメガネが見えづらい 26

「眼鏡処方箋でメガネを作ったが見えづらい」

回答者のかたは、

眼科医と眼鏡店で信頼関係が成立している」とおっしゃいます。

でも、「それは正しい表現ではありません」と私は言いました。

信頼関係ということであれば、患者さんと医師との間で信頼関係を築くことは非常に重要な作業でしょう。

信頼関係に基づく治療がされてこそ、病気は治癒するものではないでしょうか。

だから、消費者は医師を信頼し、信頼した医師が発行する眼鏡処方箋を携えてメガネ店に来店されるわけです。(遠視、近視、乱視、老視は病気ではないのですが)

それで「基本的には眼鏡処方箋は尊重する」ということが一般的なメガネ店の姿勢ではないでしょうか。

だけど時々、エラーが発生するので眼鏡処方を信頼していたかたは「信頼関係を裏切られた・・・」と感じて消費者センターなどに訴えるパターンが多いようです。

それはそうです。「医師が発行した眼鏡処方箋だから、快適なメガネになるのは間違いない!」と思われているかたにとっては大ショックでしょう。

かと思えば、眼鏡処方箋にはイマイチ信頼がおけなくて「一応処方箋は持っているけど、こちらでも検査してください」とメガネ店での検査を希望されるかたもいます。

このかたなどは、おそらく医師は病気の専門、メガネ屋はメガネの専門と思っておられるのでしょう。餅は餅屋と・・・・。

そのお考えは、正解だと私は思います・・・。いや、もちろん絶対に正しいというわけではないのですが、物事は柔軟に考えたほうが上手く回るようです。

柔軟な考え方はショックを受けることも少ないし、ダメージも僅少ですみます。

なお、メガネ調製も柔軟な対応が求められます。

つまり「消費者のライフスタイルに合わせて、メガネを調製する」ということです。

実際にメガネを作ることない眼科では、そういう配慮は難しいでしょう・・・・。

そこで、眼鏡士に課せられた使命とは・・・・。

「眼鏡処方箋の至らぬ点をフォローする。そして医師と患者さんが円滑に取り運べるようにする」ことだと思います。

「消費者(患者さん)と眼科医と眼鏡店で信頼関係が成立している」と言えてこそ良いメガネが作れるのではないでしょうか。

眼鏡士はそのために、日ごろからメガネの勉強してます!・・・・。

何回でも言いますが、

眼科が「無料補償のメガネ店へ行くように強くすすめる 」ようでは、一部のメガネ店と密接な関係ができても、真面目なメガネ店とは信頼関係を結ぶことは難しいと思います。

あー、「商売商売」とわりきって、もっと柔軟に考えれば、憂えることも少なくなるのに・・・・。

桜と紅葉

11月17日 (木) 晴れ

山は紅葉まっさかり、Kc3p0106

紅葉を見ながらのサイクリングは、サイコー!

お昼からは、いの町本川地区に桜を見に行く。

エエー、桜ですか・・・って思うでしょう。

これがこの時期に桜が咲いているんですね。

先日、高知新聞に紹介されていたので、早速見に行った次第です。

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紅葉と桜の見事なコラボレーション。サイコー!

眼科処方のメガネが見えづらい 25

眼科医と眼鏡店の信頼関係に基づく慣行です

本当に眼鏡店と眼科医は信頼関係にあるのだろうか?

これは「眼鏡店は眼科医を信頼し、眼科医は眼鏡店を信頼している」ってことでしょう。(あたり前・・・・)

でも、この言葉キレイすぎやしませんか。

だって、眼鏡のプロではない眼科が遠近両用レンズの処方をすることに「はい、私は絶対に信頼しています」って言えますか?

遠近両用メガネはPDまで含めて処方箋通りにメガネを作ると、クレームになりやすいことに疑う余地はないでしょう。

フレームのサイズに合わせて、遠近累進のタイプを決め、そのタイプに応じた度数調整をし、フレームに合わせてアイポイント(PD)を設定しないと快適に掛けられる確率は低くなるからですね。

処方箋通りに作る→「見えづらい」とクレームになる→「度数のことは眼科に」と言う→眼科では上手に対応できない→メガネ難民になる。

これ「責任回避関係」?

信頼関係を損なわないためには、「眼鏡士の倫理綱領は無視しましょう」ということでもないでしょうに。

ユーザーが満足できなくて、何が信頼関係だ!と私は思います。

眼鏡店と眼科医とで、昔からある関係は利害関係 ですね。

「処方箋を回してくれれば、キックバックを渡します・・・」というものです。

「癒着関係」とも呼んでいます。

利害関係は眼鏡技術者にはふさわしいものではないのですが、眼鏡技術者協会からは「やめましょう」という声は聞こえてきません。

キックバックが形を変えた「眼鏡処方箋無料補償問題」を協会に訴えても 、協会は「個々の商売に関することは・・・」とのお返事。

みんなでやれば怖くないか・・・・ウググググ・・・・・。

まさか、協会は癒着関係を信頼関係と言い換えているのではないでしょうね。

まさか、協会は「不適切な信頼関係を積極的に築きなさい」と言っているわけではないでしょうね。

まさか、協会は癒着関係を構築しないメガネ店が罪悪感を覚えるように仕向けているわけではないでしょうね。

眼科医と眼鏡店が本当に信頼関係を築くには、利害関係をやめて、「メガネのことはメガネ屋に、病気のことは眼科に」ってことになると思います。いつもの結論ですが・・・。

なお、ユーザー本位で、技術の良いメガネ店を紹介する眼科医もいらっしゃいます。

ありがたいです。こういう先生には信頼(安心)して患者さんを紹介できます。

眼科医と眼鏡店が適切な関係になれば、国民の利益になり、不適切な関係は不利益になります。

遠視について 2

本日ご来店のA様(40代)

軽い近視があります。

「見かけ上の眼位」(視軸の向き)はほぼ正常です。

で す が、片眼に時々抑制 が入ります。

(こういう抑制を「間歇性抑制」と呼んでいます)

時々抑制が入るのは脳が混乱している証拠でもあり、正常な両眼視ができていない状態です。

脳の混乱状態は当然脳が疲労しますから、A様は眼精疲労があります。

首や肩コリもあり、時々片頭痛もあるとのことです。

抑制が入るほうの目はやや視力も弱いです。

A様に「子供の時にメガネを掛けていましたか」とお尋ねしますと、

「掛けていたけど、部活をするようになって邪魔なので勝手に外しました・・・」と

おっしゃいました。

ハハーン、わかりました。抑制の原因はおそらく「勝手に外した」ですね。

A様はおそらく遠視だったのでしょう。

それもそんなに強くない遠視だった。

若いときは調節力 も旺盛にあるので、遠視度数よりも調節力が強く、遠方のボヤケは感じなかった。

それで、「邪魔なので・・・」ということだったのでしょう。

しかし、これこそが不完全な両眼視機能のはじまりだった・・・・。

遠視の場合、左右の度数差がある「遠視性の不同視」ですと、

遠視が強いほうの眼は、近見時にも網膜に鮮明な像が結びづらくなり、弱視になりやすいです。

弱視になって抑制が入るのか、

抑制が入って弱視になるのか、

いずれにしろ、

もし、視機能発育期間である臨界期(約9歳ぐらいまで)に適切な矯正がされないと、一生後悔することにもなりかねません。

で、適切な遠視矯正がされていて、学童期を過ごされたとしても、成長期の詰めが甘ければ高度な視機能は確立されづらくなります。

A様の場合も詰めが甘かった・・・かも知れません。

成長期の遠視の場合、少しの度数差でも視機能に問題が出てくる恐れもあります。

もちろん、軽い遠視のまま成人を迎えても眼にはなんの問題もないかたもいますが、遠視は常に調節力に負担を強いる眼です。

眼には問題がなかったとしても、脳には疲労は蓄積していきます。

それがある日突然何らかの形で発症する・・・可能性もあります。

それが「複視」だったりするわけです。

そういう複視は「原因がわかりません」と病院で、さじを投げられることだってあります。

とにかく成長期の遠視は近視よりも「害が大きい」と思ってください。

成人するまでは、遠視を適切に矯正することをおすすめします。

遠視について

私が眼鏡学校時代に故・平松先生が「人をみたら、遠視と思いなさい!」と、口すっぱくおっしゃっていました。
それだけ随意遠視は潜伏しやすく、見逃しやすい傾向にあるからですね。

詳しくはこちらにどうぞ→「学童期の遠視について

「遠方の視力がいいから問題ない」ということではなく、遠方視力が良くても近方視力が悪ければ、問題がある恐れがあります。

遠方視力、近方視力が良くても遠視である可能性もあります。

学童期に遠視を未矯正まま過ごしていると、眼位(視軸の向き)異常になる恐れも出てきます。

近視で内斜位 」の一つの原因に、学童期の遠視未矯正、もしくは低矯正にあるのでは・・・・と私は睨んでいます。

近視で内斜位は眼精疲労が起きやすくなります。

また、近視で内斜位は不自然な眼位(通常、近視は外斜位になりやすい)で「突然複視 」の原因の一つにもなるのでは・・・・とも睨んでいます。

ですから、遠視のお子様には「遠視がある限りは、メガネを掛けてください!」とお願いしています。

でも、メガネを嫌がるお子様もいらっしゃいます。

遠方が良く見える遠視のかたの場合、その気持ちはわかるのですが・・・・。

難しいところです・・・・。

眼科処方のメガネが見えづらい 24

回答者のかたは、

眼鏡処方箋の指示通り眼鏡を作るという慣行が眼科医と眼鏡店の間で成立しています。

とも書かれています。

「成立しています」と断定されています。

しかし、それは正確な表現ではありません。

基本的にはそれでいいかも知れませんが、ケースバイケースで対応しているメガネ店も少なくないので、「基本的には眼鏡処方箋の指示通り眼鏡を作るという慣行になっています」のほうがいいのではないでしょうか。

原則と鉄則は違いますからね。

眼鏡処方箋通りにメガネを調製すると、遠近累進メガネなどどうなるかを一番わかっているのはメガネ屋でしょう。

http://www.meganehamaya.biz/gankyou-shohou.html

PD(瞳孔間距離)などは、メガネ屋で測定し、フレームに合わせてアイポイントを設定することは普通にやっていることです。(ただし、通販のメガネ屋はそいうことはできません)

いや、これも断定はできません・・・・・。少なくとも当店はそうしていますが、メガネ屋も色々です。

http://hamatami.cocolog-nifty.com/diary/2016/10/post-6dfc.html

まぁ、だけど

「薬の処方箋のような明確な法律の条文に基づくものではありませんが、眼科医と眼鏡店との信頼関係に基づく慣行です

と、回答されていますので、やはり「鉄則ではない・・・」とおっしゃりたいのだと思います。

何か問題があるときは医師の指示を仰ぐことになります。

のくだりには

これはどうかなー・・・

実務的な光学やメガネの商品知識に詳しくない、あまり興味のない医師にメガネの相談してもねー、ややこしいことになるだけでしょう・・・。

屈折検査を専門とするメガネ屋がメガネ調製のための屈折検査を苦手とする医師の指示を仰いだらどうなるか・・・・、一番わかっているのはベテランの眼鏡士の回答者のかたでしょう。

これも「仰ぐことになります」ではなく、「仰いだほうがいい場合もあります」のほうがいいと思います。

(「いいです」と「いいと思います」では随分意味合いも違ってくるでしょう・・・・)

まぁ、たてまえの回答はこれでいいとしても、技術者協会の会報には本音も載せてほしかったです。

で、認定眼鏡士のみなさんは、倫理綱領沿った行動を心がけてください。

 

1.認定眼鏡士は、常に生活者の視力の保護を第一義に考えて行動する。

2.認定眼鏡士は、生活者により良いビジョンケアを提供するため、可能な限りの配慮と努力を尽くす。

 

私の言っていることはわかりますね・・・・・。と。

理想と現実の乖離はどこでもあることか・・・・。

眼科医と眼鏡店の信頼関係について、   つづく

眼科処方のメガネが見えづらい 23

「眼鏡処方箋でメガネを作ったが見えづらい」

日本眼鏡技術者協会 会報より

消費者の眼鏡相談

眼科での処方箋をもってメガネ屋にいったが、そこで測定した度数のほうが見やすかった。

 店からはもう一度眼科で処方箋を貰ってくるように言われたが、メガネ屋でメガネを調製してほしかった・・・。

という内容です。

回答は、

今回のお店の対応は間違っておりません。再度眼科を受診をお奨めします。

といいうものでした。

「再度眼科受診を・・・・」ですか・・・・・。

認定眼鏡士の倫理綱領には、

1.認定眼鏡士は、常に生活者の視力の保護を第一義に考えて行動する。

2.認定眼鏡士は、生活者により良いビジョンケアを提供するため、可能な限りの配慮と努力を尽くす。

というものがあります。

つまり眼鏡士は「ユーザー本位に考えて行動せよ」ということでしょう。

ならば「ユーザー本位の考え方」と「再度眼科受診を薦める」は矛盾してませんか・・・・?

このメガネ屋さんは、消費者の求めに応じて屈折検査をしたのか、それとも処方箋に疑問を感じたので、再検査を促したのか・・・・。

おそらく、前者だと思います。

眼科処方箋度数をテスト枠にセットして、視力表などを見ていただくと、

「なんだか、見えづらい感じがします。オタクでもう一度検査してくれませんか」

と言われ、屈折検査をしたのでしょう。

すると、眼科処方箋よりもユーザーが納得できるような度数が見つかった。

しかし、店の方針は「処方箋絶対尊重主義」なので仕方なく「再度、眼科へ・・・」と言った。

と、推測します。

まぁ、店の方針に逆らうことは難しいです・・・。

でも、これはユーザー本位の対応とはいえないと思います。

眼鏡士としての対応をするのであれば、「では、当店で検査した度数で調製しましょうか。ご安心ください眼科には眼鏡調製報告書を出しておきます」

とするのが理想だと私は思うのですが・・・。

処方箋を尊重するのはわかりますけど、対応次第では「損重」にもなりかねません。

・ユーザーが再度眼科へいくこと

・再検査の料金を払うこと

・再度眼科に行っても、眼科的には「度数は合ってます」と言われる

・再度処方箋を発行してもらっても、またよく見えない度数になる恐れもある

これだけの損、もしくはリスクをユーザーに課すことになってもいのですか?

おそらくこのお客様は眼科での検査に不安もあったのではないでしょう。

それで、「オタクでも検査を」と申し出たのだと思います。

(当店でもちょくちょくあることですから・・・)

だったら、お客様のご希望を尊重されたほうが眼鏡士の倫理綱領にも沿う形になるのではないでしょうか。

もちろん治療を目的とするような眼鏡処方であれば、再度眼科受診をすすめるのは当然です。

医療に眼鏡士はタッチできませんから。

まぁ、だけど今回の回答は消費者にしたものであり「たてまえ」が入っているかも知れませんが・・・・。

      つづく

丸メガネ「フォリント」

細身のセル手の丸メガネ、「フォリント 」の登場です。

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3つのサイズ展開。
40□32 40□28 40□24の潤沢なバラエティの展開です。

安定した定番のフロントカラーと、意欲的な色彩のセル手を組み合わせたユニットです。

加工の失敗

レンズ加工を失敗してしまいました。

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光心がPDよりも3mm広く入ってしまったのです。

心取りの失敗です。

常用マイナスレンズの心取りは「光心とPDが寸分違わず一致」というのが理想なのですが、メガネ加工の精度上、どうしても多少の誤差がでてきます。

もし、0.1mmでも誤差があればダメということになれば、事実上メガネ調製はできなくなります。
それでは許容誤差はどうなのかといいますと、それは度数や人間の持っている眼球運動の特性によって許容範囲が違ってきます。

今回は、強度近視の度数だったので、3mmの誤差はマズイのです。

今回の失敗は、私の設定ミスではなく、加工機のほうに問題がありました。

でも、強度近視レンズで、寄せが大きい加工は研磨中のズレも予想できるので、

その計算が甘かった私のミスともいえます・・・・。

以後、気をつけます。

幸い、特注レンズではなかったのでお客様にはご迷惑をかけることはなかったです。

失敗レンズは損失になりましたが、失敗があるから成功があるのであって、

ブログのネタにもできたということで・・・・

 

大人のボストンフレーム

ボストンフレームの入荷です。

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色彩にこだわった高品位のアクセサリー、

大人のボストンフレームです。

いの町 Kami祭

いの町

Kami祭 開催のお知らせ

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11月23日(水 祝)にいの大国さまの秋の大祭にあわせて、「神」 「紙」 「ジンジャー」の町、いの町を楽しむイベントです。

10:00~16:30 小雨決行

・天狗に獅子舞を伴って練り歩く「おなばれ」

・町の職人たちが繰り広げる「職人ストリート」

などがあります。

ランチは生姜焼き街道で生姜料理などいかがでしょうか。

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眼科処方のメガネが見えづらい 22

「眼鏡処方箋でメガネを作ったが見えづらい」

今週号の眼鏡新聞には、

レンズメーカーのセミナーで、

両国眼科クリニック院長 岩崎美紀先生が「眼科医は眼病のプロだが、眼鏡に関しては眼鏡のプロ、眼鏡専門店へ相談するようにアドバイスしている」

と、お話しされたとの記事が載っていました。

パチパチパチ 拍手を送ります。

そう言っていただくと、真面目に勉強している眼鏡士はどれほど嬉しいか。

モチベーションもグググーーと高くなります。

メガネ調製の理想は岩崎先生のおっしゃっていることにほかならない訳です。

そうはそうです。眼鏡のプロとはいえない眼科が大人の実用的に快適に使いたいメガネの処方までするのですから。

遠近両用レンズの処方など、どうしても光学的な配慮が足らなくなるのは無理もありません。

苦手な分野はメガネ屋に任せて、しっかりと病気治しに専念してほしいと思います。

岩崎先生のようなお考えの眼科医が日本全国に増えてくると「眼鏡処方箋でメガネを作ったが見えづらい」といういかんともしがたいクレームは少なくなってくるでしょう。

当地でも「メガネのことはメガネ屋に・・・」とおっしゃっていただける先生もいらっしゃいます。

その点では、メガネを取り巻く環境は少しづつはよくなっています。

しかし、依然として「無料補償のメガネ店へいくように強くすすすめる眼科」もあります。

処方したけど身体に合わなないからといって、薬をタダで変えますか!

無料で変えるように薬局に言いますか!

無料で変えない薬局を「アフターサービスが悪い」と言って非難しますか!

そんことはないでしょう・・・・。

無料補償は、ユーザー本位ではなく、眼科本位の考え方ですから、弊害も多いです。

そんなことはわかりきっているのに、やまらない。

ここに病巣があると思います・・・・。

治してくれるお医者さんはいませんか?

大きいメガネ「ガリバルディ」

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大きいメガネとして、遠近両用など累進レンズにも対応しやすくしてデザイン面で洗練された「大きいメガネ」を作るため研鑽(けんさん)を経て作られたのがこのガリバルディ です。

「まあまあ大きいサイズ(58□16)」と、「大きいサイズ(61□16)」の、2サイズ展開です。

日本製にして福井県産のチタンフレーム、薄く強い腕パーツを使用し、ボリューム感を出すことで耐久性を相当に高めてあります。

板付きレンズ

板付きレンズと呼ばれているものです。

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屈折検査で、他覚検査には、「検影法 」という古くから行われている方法があります。

これは他覚検査の基本ともいえるもので、レチノスコープ(線条検影器)を用いて、眼底反射射像を観察することによって、他覚的に屈折度を求めるものです。

板付レンズは検影法のときに使用します。

板に並んでいるレンズを通して、眼の観察をします。

使い勝手のいいのは黒い枠のほうで、私はほとんどこちらを使用しています。

でも、もう何十年も使用しているのでボロボロ状態です。レンズも一部かけているし・・・。

おそらくこの板付きレンズはもう販売していないと思います。

壊れたら、木製枠のほうを使うしかありませんね。

昔からの使いやすい道具が段々と少なくなってきます。

時代の流れで仕方ないですね・・・・

なお、検影法は、熟練を要しますので、誰でもできるものではありませんが、検影法での観察は眼の病的な問題を発見できることもあります。

それで、眼科受診をおすすめすることはちょくちょくあります。

寒いサイクリング

11月3日(木) 晴れ

今日のサイクリング

今日は涼しいです。おそらく山は寒いぐらいだと思うのでダウンベストも持っていく。

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渓流沿いを走り、

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さざれ石のところを通過すると

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沢はもう随分下のほうに見えます。

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山の上のほうは、日陰が多いので、寒いです。

数少ない、ひらけている場所です。(写真が暗い・・・)

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山のてっぺん付近に民家が一軒あります。

のどかでいいなー、でもちょっと不便かな・・・・。

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いつものように峠がゴール地点。

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昼食は、サンドイッチ、バナナ、甘酒豆乳ココア。

下りはダウンを着ても寒かった

柴田ケイコさん個展 めがねこ

高知新聞に「イラストレーター 柴田ケイコ個展」の記事が載っていました。

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高知県在住のイラストレーター柴田ケイコさんが高知市本町1丁目のファウストギャラリーで11月6日まで個展を開かれているとのことです。

メガネを掛けた猫のイラストが滅茶いいです。

当店は弱視治療のお子様も多いので、柴田さんの絵本も紹介しています。

「めがねは、かっこいいのだ!!」いいですね。このフレーズ。

そうなんです。メガネはかっこいいのです。

メガネで顔を変えることもできるし、メガネで遊ぶこともできます。

弱視治療は大変な面もありますが、親御さんとご一緒にメガネを楽しんでもらいたいです。

眼科処方のメガネが見えづらい 21

「眼鏡処方箋でメガネを作ったが見えづらい」

「眼科処方箋で遠近累進レンズの調製はリスクも高い」と言いました。

http://hamatami.cocolog-nifty.com/diary/2016/10/post-e43b-2.html

先日も眼科処方箋で遠近の処方を承ったのですが、お客様とのお話合いの結果、

当店処方で調製することになりました。

こんな場合、お客様から眼科に「メガネ屋さんで度数の確認をしてもらったところ、眼鏡処方箋よりもよさそうな度数がありましたので、その度数で調製してもらうことにしました」と伝えてほしいのですが、眼科に気をつかわれるかたもいらっしゃいます。

それはそうです。「こんなことで先生の機嫌が悪くなったら・・・・」と考えますからね。

なので、「処方箋は見なかったことにしましょうか・・・」とか、「眼科には処方箋はなくしたと言われたらどうでしょうか・・・」と言って調製したりすることもありました。

まぁ、だけどこの方法は仕方ないとはいえ、スッキリしません。

で、以前は当店から眼科に「眼鏡調製報告書 」を送ったりしていました。

読んでもらえれば勉強になることもあると思いますが、メガネ調製のための屈折検査(度数検査)にはあまり興味がない先生も少なくありません。

それに「メガネ屋ごときの分際で・・・」と思っておられる先生もいるようです。

おそらくゴミ箱直行になったこともある眼鏡調製報告書ですが、「ちょっと変わったメガネ屋もいるもんだ・・・」と思ってもらえたら、それでもかまいません。

でも、最近は報告書はとんと送れていないです。

光学的なことなどをわかりやすいように書くのは大変な作業ですし、眼科とメガネ屋では専門用語の使い方も違ったりします。

凄く気をつかって書かないといけないので、疲れるのです。

「当院処方の至らぬ点をカバーしていただいてありがとうございます。眼鏡調製報告書、とても参考になりました」とでも言っていただけたら、モチベーションは高くなるのですが・・・。

今回の件も報告書は眼科に送るつもりはありません。

「それでかまいません」と強がりを言ってみても、やはりゴミ箱直行は寂しいですしね・・・・

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