年末年始
年末年始 休業のお知らせ
12月28日(金) 午後4時まで営業
12月29日(土) 午後4時まで営業
12月30日(日)~1月4日(金) 休業
年始は1月5日(土)より営業いたします。
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レンズサイズ44ミリと46ミリの下半分ふちなし(ナイロールタイプ)のメガネ、「コラフープ44」と「コラフープ46」のウスカルフレームが登場しました。
「コラフープ44」は、フレームPDが64ですので、PD(瞳孔距離:目と目の間の幅)が短めで、60~64ミリくらいのかたに対応して開発されたモデルです。
「コラフープ46」は、ウスカルフレームの中では、レンズ横幅は長めの部類で、準ウスカルフレームというべきカテゴリです。
-6Dくらいまでのかたであれば、そこそこの薄さでレンズを作ることができます。
チタンメタルフレームが破損した場合、「瞬間接着剤」での修理はたいていは困難です。
↑この壊れたメガネフレームを修理されようとしたお客様。
その修理は、フレームとレンズを接着剤でくっつけていました。
上手に作業はされていたのですが、いかんせん、レンズに接着剤がベットリとついています・・・・。
結局、苦労してくっつけたものの実用的に使えるぐらいまでの修理にはなっていません。
それで、フレーム交換ということになりました。でも問題が・・・・・。
レンズについた接着剤を無理に剥がそうとすると、コーティングが傷みます。
丁寧にエタノールで拭いても拭いても接着剤はほとんどとれません。
幸いレンズ中心部に問題はなかったので、そのまま使っていただくことにしました。
接着、癒着はもろ刃の剣でもありますね。
お正月に読む本を購入しました。
日本国紀 (百田尚樹)
嗤う名医 (久坂部羊) 、芥川症((久坂部羊)、告知(久坂部羊)
どの作品もリアリティが楽しめます。
著者が医師であり、作家でもあるからでしょうか・・・・。
たとえば、眼に関することとして、こんな一節があります。
医者は新しい治療を開発したとき、その場の安全性は確かめるが長期の危険性は調べないまま患者に用いるらしい。
わかりやすい例でいうと、近視のレーシック手術などは角膜をレーザーで削るという荒療治なのに二十年、三十年後に角膜が破れる危険性は無視して実用化されたのだという。
しかし、これは考えれば道理で二十年後や三十年後の副作用を確認するにはそれだけの間、新治療が実用化されないわけで、せっかく開発した治療が使えないのは勿体ない。
従って当座の副作用がなければゴーサインを出すのだが、それは逆に言えば将来の安全性には知らん顔を決め込んでいるということだ。
久坂部 羊 カネと共に去りぬ より
もちろん、これは小説の中での話ですが、レーシックは怖い手術であることは間違いありません。
コンビネーションフレームの入荷です。
コンビネーションフレームとは
フレームの主要部分が、プラスチックと金属の組み合わせによって作られた眼鏡フレームです。
コンビネーションフレームは、お顔の印象をハッキリ見せたいかたに、おすすめのフレームです。
プラスチックの柔らかでカラフルなカラーを、メタル(金属)で引き締めます。
度数を選んでいただく場合、まずお客様の基本度数(完全矯正度数や全矯正度数とも呼びます)をだすことから始まります。
検査の基本は、
・屈折検査(近視、遠視、乱視)
・眼位検査(斜位)
・両眼視機能検査(遠近感覚など)
です。
これは、非常に重要な検査です。基本度数によってお客様の持っている視機能を知ることができます。
この大事な基本度数を求めないで、調製度数(実際に作る度数)を提示しようとすることは、マズイです。
オートレフ(コンピュータ測定器)のデータだけで、メガネを作るのは無謀です。
マトモに測定もしないで「前回よりも、やや強めた度数でいかがでしょうか」というのは手抜きです。
(手抜きというよりも、そもそもマトモに測定をする技術がないメガネ屋もいます)
ただし、お客様が測定を希望しない場合は、それに従うしかありません。
こちらにもどうぞ→「検査情報」
度数は通常「D」で表記します。(D=Dioptorie、度数の単位です)
たとえば
右眼 S-5.00D C-0.50D Ax130
左眼 S-4.00D C-1.00D Ax20
(Sは近視度数、Cは乱視度数、Axは乱視軸です)
通常度数は0.25刻みです。S-5.00Dより一段階強い度数はS-5.25D、一段階弱い度数はS-4.75D。
調製度数(実際に作る度数)は「基本度数からどうするか」ということになります。度数選びの基本は、年齢、用途、用法、違和感などを考え、何を優先させて何を妥協するかの選択になります。
眼位や斜位を考慮に入れて、使用目的や違和感の事も考えて、基本度数から弱めるのか、強めるのかを決めていきます。
調製度数は、装用テストで「見え方」、「違和感」などを確認していただいて、お客様と当方のお話合いで決めることになります。
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ということなのですが、
「違和感のあるメガネは間違っている!」ということを言われたりもしますが、これは間違っています。
適切に調製したとしても、前眼鏡との差(もしくは裸眼との差)が大きければ大きいほど違和感を覚えやすくなります。
その差が少なかったとしても違和感はゼロにはなりませんので、敏感なかたは新しいメガネに慣れるのに時間がかかることもあります。
時間はかかったとしても、慣れる努力と工夫をすれば違和感の問題は解決することは、まず間違いないのですが、それまでにどう判断するか・・・・。
「間違っている!」と言われないように努力はしているのですが、説明を拒否されるかたもいますから、なかなか難しい点もあります。
説明すればするほど、お叱りを受けることもあります。「理窟を言うな!」と。
「イヤ、キッチリと説明いたします」と言うと、ひと悶着が起こることもあります。
こんな場合、眼鏡技術者と商売人のどちらの顔を優先するかです・・・。
「効率の悪いことはしない」、「お客様に嫌われないようにしない」ことも大事だとは思いますが、眼鏡士の魂は常に持っていたいです・・・・。
両眼調節バランステストは、屈折検査において重要な検査です。
「この検査なくして、快適に掛けられるメガネはできません」と言っても過言ではありません。
「えー、調節のバランスってどういうこと?」と思われるかたもおられるでしょう。
調節バランスとは、
「両眼視で、ある距離を明視した場合、両眼での調節量を揃える」ことです。
これが重要です。メガネ調製のミソです。
左右が同じ調節レベルでなければ、いろな距離にある物体を見たときに左右それぞれに必要な調節量が異なってきます。
調節系の神経支配は左右眼別々の量の調節ができないために、右眼が明瞭に見えるための調節をした場合、左眼では像がぼやけ、左眼で明瞭に見える調節をすれば右眼がぼやけることになります。
調節バランスが取れていないメガネでは、調節に負担がかかります。
調節に負担がかかると、輻輳力にも影響がでてくる恐れがあります。
「視力バランス」は取れていたとしても、「調節が介入した状態でのバランス」の可能性があります。
「左右で見え方は揃っているからOK」という訳ではないのです。
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と、両眼調節バランスのとれているメガネを掛けて、高度な視機能を確保することは大事なことです。
しかし新しいメガネと前眼鏡との変化が大きい場合、慣れるのに時間がかかることも予想されます。
その場合、とりあえずは無難な度数(慣れやすい度数)を選択し、段階的に度数を調製していくことも一つの方法です。
この方法のデメリットは費用がかかることと、中途半端な調製はかえって具合が悪い、(見えづらいし、なんだか違和感ある・・・)ことにもなりかねません。
いずれにしろ「唯一絶対に正しい方法」というものは存在しません。
当店はお客様との共同作業、共同責任でメガネ調製をしていきます。
人間の目も生まれたときから、生きている限り日々変化を続けています。
目の成長は早く、3歳ぐらいで視力が成人なみの1.0ぐらいになります。(1.0の視力がでないかたもいます)
でも残念ながら目の調節力は生まれたときがピークで、以後は退化していきます。
調節力の変化を感じることが、一般的に「老眼」と呼ばれています。
老眼になると大きな変化のように感じますが、「その老化現象は、10代のころから徐々にきている」ということです。
だから「老眼」という呼び名はイメージ的に良くないように思います。
そんなイメージの良くない老眼鏡をなんとかしようと生まれたレンズが「遠近累進レンズ」です。
遠近累進レンズであれば、一つのメガネで遠方も近方も見えます。
遠方と近方でメガネを掛けかえる煩わしさがありません。
レンズに「境い目」もないので、見た目もスッキリしています。
はた目には単焦点レンズ(遠近両用でないレンズ)との違いはまったくわからないので、「老眼」と意識されることはありません。
そんなメリットが多い遠近累進レンズですが、やはりデメリットもあります。
これが「度数の変化」です。
変化に弱いかたは、度数が変化する遠近累進レンズをなかなか使いこなせない・・・・こともあります。
その対策としては、衰えたきた調節力を補う目的で作られたレンズがあります。
「アシストレンズ」、「サポートレンズ」と呼ばれているものです。
このレンズも累進レンズです。
20代ぐらいからこの累進レンズを使用することで、変化に対応しやすい能力(脳力)が備わってきます。
ただし眼位(視軸の向き)によっては、アシストレンズが不向きの場合もあります。
ご相談ください。
変化には驚きや戸惑いがあります。
その感覚は嫌なこともあります。
でも嫌なこと苦しいことは、「楽しいことへの過程である」ということも言えます。
私の耳の場合、最初は雑音にしか聞こえなかったホワイトノイズ音も今では安らぎのBGMに変化しました。
よく眠れるようになって楽しいし、その変化への過程がおもしろいです。
耳と目は別の感覚器ですから「それでどうだ・・・」と言うことになりますが、どちらの器官も行き着く先は「脳」になります。
ということは、脳を上手にコントロールすることによって、目の感覚の変化も楽しむことができるのではないか・・・・。
メガネの変化に付随する違和感を楽しめるかどうか・・・・。
いや、楽しまなくてもいいけど「メガネが変わればこんなこともあるさ」と脳に信号を送れば、脳が違和感を少なくするドーパミン?を出してくれます。
目の筋肉もすべて神経支配があります。目と脳は繋がっていますから物事は楽観的に考えたほうが自律神経は整います。
やっかいな「不同視」眼を持っている私の考えです。
やっかいな眼だから、逆境(変化)にも強い面もあるのですが・・・・。
空間視の感じ方は度数の強弱によって違ってきますし、人それぞれで個人差も大きいです。
・メガネを初めて使用するかた
・前回のメガネとの度数差が大きいかた
・不同視のかた
・乱視度数の強いかた(特に斜乱視)
・プリズム矯正度数の強いかた(特に水平方向の斜位)
などのかたは、違和感が強くなる傾向にあります。
年齢や性格、意識などによっても左右されます。
それは、眼は脳と連結している器官だからです。(眼は脳の出先器官と言われています)
つまり違和感を覚えているのは、眼ではなく脳だということです。(あたり前・・)
当店がお渡ししている説明書には
メガネについて
メガネは、慣れるまでにどうしても違和感があります。
レンズの性質上、実際より大きく見えたり、小さく見えることがあります。
乱視の方向によっては、傾いて見えることもあります。
度数の変化によっては、イライラしたり、気持ちが悪い、きつく感じる、などの不快感が起きることがあります。
違和感は、レンズの度数や種類、お客様の年齢や経験、前回との度数差、使用状況などによりまちまちです。(違和感は、平均して1~2週間ですが、もっとかかる方や、まったくない方もいます。)メガネを掛けて、徐々に眼になじませていただく努力も必要です。
新しいメガネに慣れてしまえば、違和感は気にならなくなりますが、なかなかなじまない時は、ご面倒ですがご来店ください。
メガネは上手に使いこなしてもらえれば、とっても快適で、良く見える便利な道具です
と、記載しています。
メガネが初めての場合や、メガネが変わった場合、脳は直ぐ反応して、直ぐ順応するというわけではなく、ある程度の時間を要します。
その時間的な要素が、頭が痛い、クラクラする、気分が悪いなどの不快感となって現れます。
もちろん違和感はないにこしたことはないのですが、ゼロにはなりません。
新しいメガネに脳が順応することによって、気にならなくなるのですが、度数などにより時間がかかることも予想されます。
これは将来的な眼のことを考えれば、決していい方法ではありません。
やはり、メガネというものは眼位を含めた両眼の視機能を考慮に入れて調製するべきだと思います。
調製度数を決定するのは、最終的にはお客様になるのですが、やはり違和感のことだけを考えずに「視力のこと」、「視機能のこと」、「眼精疲労のこと」、などのことも必ず考慮に入れてください。
眼鏡レンズに生じる歪曲収差は、慣れによって補正することが可能です。
また、メガネを掛けると「調節刺激の量」、「眼球回旋量(眼球を動かす量)」が変化します。
この変化も違和感(ストレス)となる場合もあります。
メガネの変化は、
大きければ大きいほど空間視の違和感が強くなり、
変化が少ないほど、慣れやすくなります。
ということが言えます。
しかし、その違和感の感じ方は個人差が大きいです。
前メガネとの差が大きく、違和感の出やすい強度乱視で調製しても、
平気なかたは平気で「ウン、大丈夫」と言って直ぐ馴染んでいただけます。
かと思えば、違和感の少ない微妙な変化で調製しても「これはダメ!」とおっしゃるかたもいます。
一つのレンズで度数が変化する遠近累進両用レンズなどもそうです。
慣れるのに時間のかかるかたもいますし、「このレンズは使えない」とおっしゃるかたもいます。
乗り物に酔いやすいかたは、「遠近両用レンズには慣れづらい」とも言われています。
もちろん、酔いやすいかた全員がそうなるわけではなく、すんなり遠近レンズに馴染むかたも少なくありません。
その適応能力の見極めが難しいこともあります。
メガネは実際に使ってみないと100%のことはわからないからです。
ある程度は今までの経験などで、判断できるのですが、「慣れづらそうだからダメ!」と眼鏡技術者が決めつけるのはNGだと思います。
お客様の持っている視機能等を最大限発揮していただくことも眼鏡士の使命だからです。
変化に対応しやすくなる「鈍感力」を発揮していただくアドバイスをすることも大事だと考えます。お叱りを受けることを覚悟して・・・・。
メガネは変化がつきものです。度数の変化、レンズタイプの変化、レンズ設計の変化、フレームの変化など。
変化があるたびに、多かれ少なかれ違和感もついてきます。
フレームによって、そり角、前傾角、サイズなどが違ってくるからです。
また、前のメガネがバランスが悪くて、新しく正しいバランスの取れたメガネを調製したとしても、脳は以前の状態が正常で、正しいメガネを異常と判断することがあります。
その場合、新しいメガネに慣れるまでは「なんだか具合が悪い・・・違和感がある」という現象が起きることがあります。
レンズ、フレームも進化しているといっても、違和感がゼロになることはありません。
もし、ゼロになったとしたら人間ではなくなるかも・・・・。
その違和感にどう向き合っていくのかが、メガネ調製成功への道しるべです。
キーワードは「決めつけない」です。
決めつけてしまえば冷静な判断ができなくなり、柔軟性が失われます。
「違和感があるメガネはダメ!」、「慣れづらいメガネはダメ!」と決めつけると、メガネの変化、裸眼との変化にまったく対応できなくなります。
メガネは見るための道具で、道具は上手に使いこなしてこそ、本来の機能を発揮することができるものです。
使いこなすには、メガネも脳で使いこなすようにするのですが、マイナス思考の決めつけは脳の機能が停滞しやすく、脳と連動している眼球の動きも鈍くなり、メガネに慣れづらくなります。
「丸メガネ研究会オリジナル布バック」プレゼントのお知らせ。
この度、「丸メガネ研究会オリジナル布バック」を作製しました。
12月に丸メガネ一式をお買い上げいただいたかたに、丸メガネ研究会より感謝の気持ちを込めて、オリジナル布バックをプレゼントしています。
「丸メガネをかけた怪しい3人組」をプリントした楽しいオリジナルバッグで、肩にもかけられてとっても便利ですョ。
当店はレンズ止めネジには「スーパーロック」を使っています。
緩みがちなネジに効果を発揮します。
また、サビ止め効果もあります。
メガネフレームネジの緩み止め剤は他にも数種類ありまして、すべて使用したことがあります。
どの種類もネジの固定力には問題ない(多分)のですが、いかんせん緩み止め剤をつけることにより、サビを誘発させる感じがありました。
そもそも高知県は高温多湿の地域で、メガネフレームにとっては過酷な県です。
なので、サビとの関係は微妙なのですが、実際に使用してみて、そう感じます。
スーパーロックはにしてからは、ネジが錆びての「ネジ折れ込み修理」件数が少なくなった気がします。
高知新聞 平成30年 11月30日 朝刊より
弱視発見へ高精度機器を
土佐市民病院 判定に成果
土佐市民病院が弱視の検出精度が高い米国製の機器を導入し、子どもの弱視の可能性の早期発見に成果を上げている。
弱視は幼児期に治療を始めれば改善するケースが多く、同病院の眼科部長は「市町村の3歳児検診で精度の高い検査ができる機器の導入を」と呼び掛けている。
私も呼び掛けたい。「子どもの目は、もの凄く大事です!」と。
弱視になると、勉強や運動に支障が出てきます。
大人になれば車の運転が困難になることがあります。そうなれば仕事に制限がでてくることもあります。
「深視力」で苦労することもあり、視力が合格ライン以下であれば、もうどうしようもないです・・・・。
弱視になっていいことはありません。
弱視は早期発見、早期治療が鉄則です。
弱視のまま長期間過ごしていると、弱視眼は「抑制」される可能性が高くなります。
また、眼位異常などで片眼が抑制されると、その眼は弱視になる恐れが出てきます。
弱視の原因の一つに「遠視」があります。
遠視は近見視力の測定で発見できることもあります。
当店は、お子様用の「簡易近見視力表」を置いています。ご希望のかたには、無料でお渡ししています。
近見視力に関する「本」の紹介もしています。
弱視は国の損失に繋がることも考えられます。
全国の市町村が弱視対策に本腰を入れることを願います。
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