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変化への対応 7

度数を選んでいただく場合、まずお客様の基本度数(完全矯正度数や全矯正度数とも呼びます)をだすことから始まります。

検査の基本は、
・屈折検査(近視、遠視、乱視)
・眼位検査(斜位)
・両眼視機能検査(遠近感覚など)
です。
これは、非常に重要な検査です。基本度数によってお客様の持っている視機能を知ることができます。

この大事な基本度数を求めないで、調製度数(実際に作る度数)を提示しようとすることは、マズイです。 
オートレフ(コンピュータ測定器)のデータだけで、メガネを作るのは無謀です。

マトモに測定もしないで「前回よりも、やや強めた度数でいかがでしょうか」というのは手抜きです。

(手抜きというよりも、そもそもマトモに測定をする技術がないメガネ屋もいます)

ただし、お客様が測定を希望しない場合は、それに従うしかありません。

こちらにもどうぞ→「
検査情報

度数は通常「D」で表記します。(D=Dioptorie、度数の単位です)
たとえば
右眼 S-5.00D C-0.50D Ax130
左眼 S-4.00D C-1.00D Ax20
(Sは近視度数、Cは乱視度数、Axは乱視軸です)
通常度数は0.25刻みです。S-5.00Dより一段階強い度数はS-5.25D、一段階弱い度数はS-4.75D。


調製度数(実際に作る度数)は「基本度数からどうするか」ということになります。

度数選びの基本は、年齢、用途、用法、違和感などを考え、何を優先させて何を妥協するかの選択になります。

眼位や斜位を考慮に入れて、使用目的や違和感の事も考えて、基本度数から弱めるのか、強めるのかを決めていきます。

調製度数は、装用テストで「見え方」、「違和感」などを確認していただいて、お客様と当方のお話合いで決めることになります。

 

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ということなのですが、

「違和感のあるメガネは間違っている!」ということを言われたりもしますが、これは間違っています。

適切に調製したとしても、前眼鏡との差(もしくは裸眼との差)が大きければ大きいほど違和感を覚えやすくなります。

その差が少なかったとしても違和感はゼロにはなりませんので、敏感なかたは新しいメガネに慣れるのに時間がかかることもあります。

時間はかかったとしても、慣れる努力と工夫をすれば違和感の問題は解決することは、まず間違いないのですが、それまでにどう判断するか・・・・。

「間違っている!」と言われないように努力はしているのですが、説明を拒否されるかたもいますから、なかなか難しい点もあります。

説明すればするほど、お叱りを受けることもあります。「理窟を言うな!」と。

「イヤ、キッチリと説明いたします」と言うと、ひと悶着が起こることもあります。

こんな場合、眼鏡技術者と商売人のどちらの顔を優先するかです・・・。

「効率の悪いことはしない」、「お客様に嫌われないようにしない」ことも大事だとは思いますが、眼鏡士の魂は常に持っていたいです・・・・。

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