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無難な度数は問題を先送り・・・・2

「乱視」を適切に矯正することは、良好な見え方や、視機能向上が期待できます。

しかし、違和感を訴えられることが多いのも「乱視」です。

特にコンタクトレンズを日頃使用しているかたは、メガネとの眼の距離の違いによる違和感を感じやすい傾向にあります。

コンタクトレンズよりもメガネのほうが眼より離れているために、「空間視の感覚の違いを感じる」ということです。

そんな場合、乱視レンズの違和感を少なくする目的で「乱視矯正の調整法」駆使していきます。

一般的に乱視度数が強いほうが違和感も強くなります。

乱視には「乱視軸」という方向性があります。

通常、このように度数は記入していきます。↓

S-3.00D C-1.00D Ax20°

(S-は近視度数、Dは度数の単位、Cは乱視度数、Axは乱視軸

 度数は0.25刻みであります。)

乱視調整法は、乱視度数を弱めたり、乱視軸を変更したりします。

たとえば、

① S-3.25D C-0.50D Ax20°

とか

② S-3.00D C-1.00D Ax10°

にしてみます。

①は、乱視度数をー0.5D弱めています。

しかし、これでは見え方が悪くなります。

それを補うために近視度数を1段階強めました。

②は度数は変えないで乱視軸を動かしています。

これは斜めの乱視(斜乱視と呼びます)は違和感を感じやすいので、より真っ直ぐな横方向(180°)に動かしました。

この方法の問題点は、軸誤差により、残余乱視が生じてしまいます。

もし、乱視軸を30°変えると乱視の矯正効果はなくなってしまいます。

①と②の方法を併用することも少なくありません。

いずれにしまして乱視矯正の違和感はゼロにはなりません。

「違和感の少なさ」か「視機能見え方」を優先するかの選択になります。

前者を優先した場合、視機能異常に繋がる可能性がでてきます。

後者は、違和感の問題は時間が解決してくれます。(多分)

無難な度数で問題を先送りにするかどうか・・・・。

現実的にはクレームに繋がりやすいメガネを作るのは怖い」メガネ屋の事情もあります・・・・。

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