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メガネの調製は共同作業

メガネレンズの度数は「0.25」刻みであります。

近視を矯正するマイナスレンズは、-0.25、-0.50、-0.75、-1.00、-1.25、ー1.50・・・・・・

ー5.00、-5.25、-5.50・・・・・ー10.00、-10.25、-10.50・・・・と。

強度になれば「0.50」刻みになるレンズもあります。

近視度数が強くなり、見えづらくなった等でレンズの変更をする場合、

慣れやすさを優先的に考えれば「-0.25だけ強める」を選択すればいいです。

しかし、この選択は「見え方はあまり変わらない・・・・」ということになりかねません。

メガネは基本的に見るための道具ですから、目的度数(遠方が見やすい度数)を選択すれば、それでいいのですが、そんなに簡単にいかないのがメガネ調製の難しいところです。

度数を変更することによる「違和感」があるからですね。

事例

60代のかた

右眼 R S-0.75D C-0.25D Ax90

左眼 L S±0.00D

(Sは近視度数、Dは度数の単位、Cは乱視度数、Axは乱視軸)

のメガネが見えづらいとのことでご来店。

今回の5m完全矯正度数(基本度数)は

右眼(1.2×S-0.75D C-0.75D Ax120)

左眼 (0.7×Sー0.75D C-0.25D Ax90

でした。(1.2、0.7はメガネを掛けての視力)

左眼は白内障があり、視力は弱いです。

当分白内障の手術はしたくないので「少しでも遠方が見やすいメガネが欲しい」ご希望でした。

装用テストの結果、完全矯正度数で調製することになりました。

その後、(お渡ししてから2,3日後)「左眼が疲れる。強すぎでは・・・・」との訴えがありました。

具合が悪い場合、往々にして「度数の合わせ方が悪い」と当方責任に持っていかれがちです。

でも、意味もなく(メリットもなく)眼の度数よりも強く作ることはありません。

今回の度数も基本度数より強く作ってはいません。

「遠方が見やすいメガネ」がご希望でしたから、70m先の見え方もチェックしています。

このかたは、普段はメガネを掛けていなくて使用するのは車の運転のときだけです。

なので、

方法

1、一旦度数を弱くして調製し、段階的に度数を上げていく。

2、普段からある程度メガネを掛けて、慣らしてしただく。

を提示しました。

今回、とりあえず2番から試してくれることになりました。

1番の場合、一番無難な度数は、

右眼(S-0.75D C-0.50D Ax91)

左眼(Sー0.25D )

ですが、装用テストでこの度数を提示しても、見え方の点でOKはいただけないでしょう。

装用テストは正しい選択をしてくれるとは限りません・・・・。

そもそも「唯一絶対正しい選択(度数)」というのは存在しないのですが・・・。

いずれにしろ、そんなに難しい調製(度数)ではないのですが、慣れの問題は個人差も大きくて、いつも不安な要素があります。

メガネ調製は希望のメガネを作ったとしても、どこかで不満がでてくる可能性もあります。

やはり「やってみなければ100%のこと(具合がいいかどうか)はわからない」

ということで、当店のメガネは共同作業、共同責任で対応していきます。

メガネに限らず、どんなことでも共同でやるということは難しい面もあります。

それを上手にやっていくことが肝心です。

メガネは息を合わせて作る見るための道具です

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