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調製度数をどうするか 9

事例

50歳代 B様

ご持参眼鏡の度数

R S-1.75D C-0.75D Ax90

L S-1.75D C-0.50D Ax90

(Sは近視度数、Cは乱視度数、Dは度数の単位、Axは乱視軸)

当店検査度数、基本度数(5m 両眼開放屈折検査)は、

R S-2.00D C-1.50D Ax72

L S-2.25D C-1.00D Ax88

年齢からいいましても、老視(老眼)になっています。

こんな場合の選択肢、

・単焦点レンズ(遠近両用ではないレンズ)では

1、遠方が見やすい度数

2、中間距離が見やすい度数

3、近方が見やすい度数

です。

1の遠方が見やすい度数は、中間距離や近方が見えづらくなります。

3はその逆です。

2は遠方も近方もそこそこの見え方になります。

調製目的が「車の運転」であれば、「1」でいいのですが計器類が見えづらくなることもあります。

・遠近両用メガネ

遠近両用メガネは、遠方度数、中間度数、近方度数とすべての距離を見ることのできる設計になっています。

このレンズを使いこなすことにより、快適な視生活を送ることが可能です。

しかし、遠近両用レンズは、その度数変化を不快に感じるかたもいます。

そういうことも、ご説明し、B様とのお話合いの結果、

単焦点レンズで

R S-1.75D C-1.00D Ax72

L S-1.75D C-0.75D Ax88

の度数で調製しました。

後日、

「気持ち悪くて掛けられない」とご来店されました。

お買い上げ後、数日しかたっていないので「慣れていただければ」とご説明しましたが、慣れていただける雰囲気ではなかったので、「レンズ交換」の選択をしていただきました。

度数的には乱視を1段階強めているだけなので、ご持参メガネと同度数での再調製です。

乱視軸もAx90にやりかえました。

これで、乱視を変更したことによる違和感は少なくなりましたが、前眼鏡の問題(乱視軸などが違う)は残ったままです。

これでいいのかどうか・・・・。

もし、前眼鏡と同度数で作ったとしてもレンズが古いものから新しくなることによる違和感も発生します。

「スッキリ見えてなんだか気持ちが悪い。」となることもあります。

「以前のメガネではこんなことはなかった」と言われることもありますが、それは当たり前で、人間の身体が変化しているからですね。

年齢を重ねるごとに、新しい変化を嫌う身体になっているし、眼の機能そのものも衰えてきています。

ですから、できるだけ早期に適切な矯正をするべきです。

前眼鏡を作られた5年前に、もっとしっかり乱視を矯正してくれていたら・・・・。

(5年前はそれぐらいの乱視だったかも知れませんが)

「安易な低矯正」は問題を先送りする面もあり、商売人としてのクレームを恐れるメガネ屋の事情もあります。

いや、技術者としてもクレームは怖い・・・。😵

 

 

 

 

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