変化への対応 5

人間の目も生まれたときから、生きている限り日々変化を続けています。

目の成長は早く、3歳ぐらいで視力が成人なみの1.0ぐらいになります。(1.0の視力がでないかたもいます)

でも残念ながら目の調節力は生まれたときがピークで、以後は退化していきます。

調節力の変化を感じることが、一般的に「老眼」と呼ばれています。

老眼になると大きな変化のように感じますが、「その老化現象は、10代のころから徐々にきている」ということです。

だから「老眼」という呼び名はイメージ的に良くないように思います。

そんなイメージの良くない老眼鏡をなんとかしようと生まれたレンズが「遠近累進レンズ」です。

遠近累進レンズであれば、一つのメガネで遠方も近方も見えます。

遠方と近方でメガネを掛けかえる煩わしさがありません。

レンズに「境い目」もないので、見た目もスッキリしています。

はた目には単焦点レンズ(遠近両用でないレンズ)との違いはまったくわからないので、「老眼」と意識されることはありません。

そんなメリットが多い遠近累進レンズですが、やはりデメリットもあります。

これが「度数の変化」です。

変化に弱いかたは、度数が変化する遠近累進レンズをなかなか使いこなせない・・・・こともあります。

その対策としては、衰えたきた調節力を補う目的で作られたレンズがあります。

アシストレンズ」、「サポートレンズ」と呼ばれているものです。

このレンズも累進レンズです。

20代ぐらいからこの累進レンズを使用することで、変化に対応しやすい能力(脳力)が備わってきます。

ただし眼位(視軸の向き)によっては、アシストレンズが不向きの場合もあります。

ご相談ください。

変化への対応 4

変化には驚きや戸惑いがあります。

その感覚は嫌なこともあります。

でも嫌なこと苦しいことは、「楽しいことへの過程である」ということも言えます。

私の耳の場合、最初は雑音にしか聞こえなかったホワイトノイズ音も今では安らぎのBGMに変化しました。

よく眠れるようになって楽しいし、その変化への過程がおもしろいです。

耳と目は別の感覚器ですから「それでどうだ・・・」と言うことになりますが、どちらの器官も行き着く先は「脳」になります。

ということは、脳を上手にコントロールすることによって、目の感覚の変化も楽しむことができるのではないか・・・・。

メガネの変化に付随する違和感を楽しめるかどうか・・・・。

いや、楽しまなくてもいいけど「メガネが変わればこんなこともあるさ」と脳に信号を送れば、脳が違和感を少なくするドーパミン?を出してくれます。

目の筋肉もすべて神経支配があります。目と脳は繋がっていますから物事は楽観的に考えたほうが自律神経は整います。

やっかいな「不同視」眼を持っている私の考えです。

やっかいな眼だから、逆境(変化)にも強い面もあるのですが・・・・。

変化への対応 2

メガネの変化は、

大きければ大きいほど空間視の違和感が強くなり、

変化が少ないほど、慣れやすくなります。

ということが言えます。

しかし、その違和感の感じ方は個人差が大きいです。

前メガネとの差が大きく、違和感の出やすい強度乱視で調製しても、

平気なかたは平気で「ウン、大丈夫」と言って直ぐ馴染んでいただけます。

かと思えば、違和感の少ない微妙な変化で調製しても「これはダメ!」とおっしゃるかたもいます。

一つのレンズで度数が変化する遠近累進両用レンズなどもそうです。

慣れるのに時間のかかるかたもいますし、「このレンズは使えない」とおっしゃるかたもいます。

乗り物に酔いやすいかたは、「遠近両用レンズには慣れづらい」とも言われています。

もちろん、酔いやすいかた全員がそうなるわけではなく、すんなり遠近レンズに馴染むかたも少なくありません。

その適応能力の見極めが難しいこともあります。

メガネは実際に使ってみないと100%のことはわからないからです。

ある程度は今までの経験などで、判断できるのですが、「慣れづらそうだからダメ!」と眼鏡技術者が決めつけるのはNGだと思います。

お客様の持っている視機能等を最大限発揮していただくことも眼鏡士の使命だからです。

変化に対応しやすくなる「鈍感力」を発揮していただくアドバイスをすることも大事だと考えます。お叱りを受けることを覚悟して・・・・。

変化への対応

メガネは変化がつきものです。度数の変化、レンズタイプの変化、レンズ設計の変化、フレームの変化など。

変化があるたびに、多かれ少なかれ違和感もついてきます。 同じ度数、同じレンズで仕上げてもフレームが変われば、空間視の感覚が違ってきます。
フレームによって、そり角、前傾角、サイズなどが違ってくるからです。

また、前のメガネがバランスが悪くて、新しく正しいバランスの取れたメガネを調製したとしても、脳は以前の状態が正常で、正しいメガネを異常と判断することがあります。

その場合、新しいメガネに慣れるまでは「なんだか具合が悪い・・・違和感がある」という現象が起きることがあります。

レンズ、フレームも進化しているといっても、違和感がゼロになることはありません。
もし、ゼロになったとしたら人間ではなくなるかも・・・・。 
 

その違和感にどう向き合っていくのかが、メガネ調製成功への道しるべです。
キーワードは「決めつけない」です。

決めつけてしまえば冷静な判断ができなくなり、柔軟性が失われます。

「違和感があるメガネはダメ!」、「慣れづらいメガネはダメ!」と決めつけると、メガネの変化、裸眼との変化にまったく対応できなくなります。

メガネは見るための道具で、道具は上手に使いこなしてこそ、本来の機能を発揮することができるものです。

使いこなすには、メガネも脳で使いこなすようにするのですが、マイナス思考の決めつけは脳の機能が停滞しやすく、脳と連動している眼球の動きも鈍くなり、メガネに慣れづらくなります。

メガネネジにはこれ!

当店はレンズ止めネジには「スーパーロック」を使っています。

 

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スーパーロックは、ネジをしっかりと固定することができます。

緩みがちなネジに効果を発揮します。

また、サビ止め効果もあります。

メガネフレームネジの緩み止め剤は他にも数種類ありまして、すべて使用したことがあります。

どの種類もネジの固定力には問題ない(多分)のですが、いかんせん緩み止め剤をつけることにより、サビを誘発させる感じがありました。

そもそも高知県は高温多湿の地域で、メガネフレームにとっては過酷な県です。

なので、サビとの関係は微妙なのですが、実際に使用してみて、そう感じます。

スーパーロックはにしてからは、ネジが錆びての「ネジ折れ込み修理」件数が少なくなった気がします。

遠視中度以上の大人のかたは、

レンズには凸レンズ(プラスレンズ)と凹レンズ(マイナスレンズ)があります。
近視を矯正するには凹レンズを使用し、遠視を矯正するには凸レンズを使用します。

近視を矯正する凹レンズはレンズの中心部分が薄くなり、周辺部分(コバ厚)が厚くなるレンズです。

遠視を矯正する凸レンズは凹レンズと逆になり、中心部分が厚くなり、周辺部分が薄くなるレンズです。

 

←プラスレンズ

 

←マイナスレンズ

 これらの矯正レンズは、頂間距離(目とレンズとの距離)が長くなると、

マイナスレンズは目が小さく、プラスレンズは目が大きく、

見えがちになります。

 

右眼には遠視度数 プラス10D、左眼には近視度数 マイナス10D

(Dはディオプトリー、度数の単位)

を入れ、頂間距離を長く設定しての写真です。

 

Photo

同じ10Dでも、遠視レンズの拡大された目のほうがより不自然に見えます。

ということは、

中度以上の遠視のかたは、フレーム選びとフィティング調整がより重要になってきます。

薄型加工がより有効になるように、PD(瞳孔間距離)に適合するフレーム。

・頂間距離が短く設定できるフレーム

を選んでいただき、かつメガネがズリ落ちないようにキッチリと調整をしてください。

そうすれば、目の拡大率は少なくできます。

お子様の目は多少拡大されても元々目は小さいし、可愛い感じになるので、結果OKになることも少なくありません。

でも、大人のかたの場合はNGです。

大人で遠視中度以上のかたは日本人には少ないので、見慣れていないせいもありますし、大人で少女漫画の主人公のような目は違和感があります。

テレビに出るような職業のかたは画面を通してみるとよけいに違和感が強くなります。

最近のテレビは性能がいですから・・・・。

特に、下向き加減でテレビに映り、メガネがズリ落ちぎみであれば・・・・。

メガネ屋は放送の内容より、そんなとことばかり気になるのですね。think

40歳代~50歳代は変化しやすい

目の屈折は、成長期に変化します。

「遠視だったものが正視に、やがて近視になる」このパターンが多いです。

次に変化しやすい年代は、40歳代~50歳代です。

この年代は、調節力の衰えが顕著になり、目の疲れも起きてきやすくなります。

眼精疲労を軽減するためには、適度な休養と、適切なメガネを掛けることです。

メガネは使用目的によって使い分けることもおすすめです。

また、変化しやすい時期は2、3年を目安に度数のチェックをしてください。

「首、肩コリ、頭痛の原因は目だった!」というのはよくあることです。

メガネの相談

眼鏡新聞より

「メガネ相談」

消費者からの相談

眼科処方で遠近両用メガネを作った。左目で斜め上の方を見ると見えにくい。

メガネ屋さんが言うには「処方どおりの度数で作った」と言う。

眼科では「処方は間違いない」という。どうしたらいいのか?

回答者

眼鏡店では今の見え方を詳しく説明されて、とにかく違和感なく使えるようなメガネにしてもらうように交渉してください。また。メガネを眼科へ持って行ってチェックを受けることもお勧めします。

(一部抜粋)

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以前にも眼科処方箋がらみの「メガネ相談」ついては、書き込んでいます。

回答者のかたは、今回も眼科処方箋がらみのことは回答し辛いようですね・・・・。

「左眼で斜め上の方を見ると見えにくい」という訴えは、頂間距離(レンズと目の距離)に不具合がある可能性があります。

そり角や前傾斜角の具合によっても見え方に問題が出てくることもあります。

そういうことも眼鏡技術者ならチェックできますが、眼科では難しいでしょう・・・。

だから「メガネを眼科に持って行ってチェック」なんて、そんなことをしてもよけいに混乱するだけではないでしょうか。

メガネ難民が増えるだけだと思います。

何度も言いますが、眼科は病気を治すことが仕事です。

メガネ屋は快適なメガネを提供することが仕事です。

でも、メガネ屋はその仕事よりも商売上「処方箋通りに作った」ことを優先しなければいなけいこともあります。think

「違和感なく使えるメガネ」と「眼科でチェック」は矛盾しています・・・・。

 

メガネ調製(作り)はメガネ屋で検査から調整まですることによって責任の所在がハッキリします。

遠近両用レンズは、フレームによってレンズタイプの選択から度数の調製をしたほうがいい場合があります。

そいうことも考慮に入れて、遠近両用メガネを調製してください。

 

 

生涯教育2018

日本眼鏡技術者協会 生涯教育2018

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今年の講座は

.・VR時代に於ける眼鏡技術の立ち位置

・眼科学「近視」

バーチャルリアリティー(VR)を「仮想現実」として日本語表現として理解しているケースも多い。しかし、これには異論反論もあり、バーチャルリアリティー学会ではそのままカタカナで表記するのが良いとしており、敢えて日本語表記にする場合は「人工現実感」なる言葉が良いとしている。

生涯教育テキストより

私は「仮想現実」のほうがシックリくるのだが・・・・・。慣れかな。

「VRも人間の目が持っている最高機能「立体視」が不良だと、楽しめませんよ」という内容でした。

VRが目に与える悪影響は・・・・・。

海綿加工

海綿を購入しました。

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当店は手摺機のスポンジとして使用しています。

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海綿は普通のスポンジに比較すると、水もちがいいので、海綿を水に濡らしてセットするだけで、面取り(荒い面の端を軽く削ること)、型替え加工などがスムーズにできます。

肌にも優しい・・・・いや、レンズにも優しい加工ができます。

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