遮蔽レンズ

複視などの理由で、片眼を遮蔽する場合があります。

眼帯で遮蔽するかたもおられますが、この方法は見た目がよくないです。

そんな場合、見た目が悪くない遮蔽レンズがあります。

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向かって右のレンズ(左眼)が通常レンズで、左のレンズ(右眼)が遮蔽レンズです。

人からは、右眼も見えていますが、しっかりと遮蔽できています。(光は感じます)

このレンズは、薄いカラーをつけています。カラーをつけると遮蔽感がクリアレンズよりも目立たないです。

白内障術後のレンズ

「レンチキュラー(キャタラクト)」というレンズです。

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通常、凸レンズ(プラスレンズ)の強い場合に使用します。

このレンズの大きさは(外径)65mmありますが、レンズとして使用できる部分(内径)は34mmです。

こうすることにより、強度凸レンズが薄く軽くなるメリットがあります。

欠点は、内径と外径との境界線が目立ちます。

その境界線を目立たなくした「シームレス」というレンズも販売されています。

シームレスの欠点は度数によっては、レンチキュラーよりも厚みが出てきます。

これらのレンズは主に「白内障術後用レンズ」として使用します。

最近は、ほんとんどのかたが眼内レンズを入れますから、このレンズの出番は少ないです。

ネッツペックコートのメガネ

自分用のメガネを「ネッツペックコート」で作りました。

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メガネユーザーに使っていただくにためには、自分で試してみるとこも大事ですからね。

で、使用感想は、

無色透明のレンズで作りましたが、まぶしい光はやや減光する感じがあります。

コントラストが高くなり、やや見やすい感じもあります。

眼精疲労の軽減効果は、まだハッキリとはわかりません。

眼精疲労に関しては、私は不同視なので常に疲れる要素はあるのですが、それなりに上手にコントロールできています。

なので、眼の疲れをそんなに気にしない(気にならない)ので、コートによっての違いがイマイチわかりません。

それに、基本的には眼精疲労を軽減するにはレンズコートよりも、「レンズ度数」です。

レンズ度数の調製がイマイチだと、どんなにいいレンズ、いいコートを使用しても使用感はペケになる可能性が高いです。

もちろん、度数調製が適切だとしても、眼精疲労がとれるかどうかはやってみないと100%のことはわかりません。

それだけ、眼精疲労は「眼だけが原因」というわけではないからです。

ネッツペックコート

ネッツペックコートの見本レンズが入荷しました。

ネッツペックコートはレンズの内面に光の透過を抑えた半透明の特殊金属を、六角形状にコーティングしています。

このことにより減光領域を通過した光が水の波紋のように広がり、木陰から陽の光を見るのと同じような効果を発生させます。

光のまぶしさをやわらかな光に変えることにより眼精疲労の予防効果を発揮します。

(メーカーカタログ より)

蛍光灯の反射光を撮ってみました。

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↑ネッツペックコート


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↑通常のコート

効果の感じ方は個人差がありますが、

・長時間パソコン、スマホ作業をされる方

・光の反射を強く感じる方

・長時間の運転をされる方

など、お試しください。

私も実際に試してみます・・・・。

カラーレンズ

当店は「度ナシ」プラスチックカラーレンズの在庫はあります。

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「度付き」カラーレンズは、お取り寄せ、もしくは特注になります。

特注の場合は、約1週間前後かかります。

度付きで、直ぐその日に欲しい場合は、前掛けサングラスで「度付きサングラスメガネ」にする方法があります。

この前掛け用のサングラスレンズは、全色在庫しています。

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偏光レンズとブルーライトカットレンズがあります。

レンズ見本で、お好きなカラーレンズをお選びください。

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屈折率1.60のレンズ

こちらは屈折率1.60 プラスチックレンズです。

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このレンズも「プリズム入りレンズ」にすることができます。

レンズの厚みの点では、1.50屈折率のレンズよりも薄くなります。

なので、プリズムレンズとして使用する場合は1.60素材のレンズを使うことが多いです。

在庫度数は、

球面度数 S±0.00D~S-7.00D

乱視度数 C-0.25D~C-1.00D (乱視レンズ球面度数はS-6.00D)

です。

近視のかたの場合、この範囲の度数になることが多いのす。

在庫レンズは、その日仕上げが可能です。

プリズム入りレンズも度数によっては、1時間ぐらいで仕上げます。

ただし、フチなしフレームの加工などは、日数をいただいています。

プリズムレンズ・・・にもなるレンズ

当店はプリズムレンズの在庫があります。

といっても、普通のプラスチックレンズですが・・・・。

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↑(屈折率1.50 HOYA PST15)

それは、普通のプラスチックレンズでも「当店加工でプリズム入りレンズにできる」ということです。

そもそも眼鏡レンズは、「プリズムの集合体」ともいえるものですから、自店加工でそういうことができるのです。

ということは、加工に問題があると、プリズムが必要ないのにプリズム入りレンズになる危険性もあるわけです。

つまり「心取り」がマズイと「眼精疲労などの原因」にもなるということです。

心取りがマズくても見た目(形状的に)はわかりませんから、不具合を訴えても「間違っていません。慣れます!」というメガネ屋もいます。

 

また、上下方向の心取りがマズイと度数によっては、相当辛いメガネになることもあります。

プリズムレンズとフレネル膜プリズム

プリズムレンズ(メガネレンズ)とフレネル膜プリズムの見え方(解像度)比較です。

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<向かって右がフレネル膜プリズム、左がプリズムレンズ>

10△プリズムで比較してみました。

フレネル膜プリズムのほうが、前方文字の鮮明さが落ちています。

これがフレネル膜プリズムの欠点です。

プリズム値大きくなると、さらに解像度が落ちてきます。

30△フレネル膜プリズムでは、こうなります。 ↓

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文字が非常に見えづらくなります。

ですから、大きいプリズム矯正は「プリズムレンズ+フレネル膜プリズム」で矯正することもあります。

たとえば、30△が必要な斜位(斜視)の場合、

15△はプリズムレンズで、残りの15△をフレネル膜プリズムで矯正します。

こうすることにより、少しでもフレネル膜プリズムの欠点を補います。

欠点もあるフレネル膜プリズムですが、もちろん長所もあります。

・軽い、薄い。

・簡単に付け外しができるので、眼位の変化に対応しやすい。

 ・部分的に貼ることも可能なので、遠見と近見でプリズム量を変化させることもできる。

当店はフレネル膜プリズムの使用目的は、主に「複視」の軽減及び解消です。

なお、フレネル膜プリズムは1△~40△まであります。

 

1枚のフレネル膜で両眼に貼ることも可能です。

大きいプリズム矯正が必要な場合は

斜位があった場合、プリズム矯正が有効なことは少なくありません。

プリズム矯正で眼位(視軸の向き)を整えることにより、複視の解消や眼精疲労の改善が期待できます。

でも、どんなプリズム(大きいプリズム値)もメガネレンズで付けられる訳ではありません。

単焦点レンズ(遠近両用ではないレンズ)で、5△(△はプリズムの単位)が限界のレンズが多いです。

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たいていは、5△以内で矯正することが多いので、通常それで問題はないのですが、5△以上のプリズム矯正が必要なこともあります。

そんな場合は、「フレネル膜プリズム」で矯正することができます。

しかしフレネル膜は解像度が落ちる欠点があります。

だから成人で矯正視力が良いかたには、できれば使いたくありません。

では、どうするか・・・・・。

製作範囲外の5△以上のプリズムレンズを作ってくれるレンズメーカーを探します。

それで、特注で製作してもらいます。

今回は、

右眼 S-1.25D

左眼 S-0.25D C-0.75D Ax20

(Sは近視度数、Dは度数の単位、Cは乱視度数、Axは乱視軸)

の度数で、

右眼 7.5△

左眼 6.5△ 

のプリズムレンズを調製しました。

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複視解消が目的のプリズム矯正です。

プリズムレンズを左右眼に振り分け、14△のプリズムで上下方向の眼位ズレ(斜位)を矯正しました。

なお、プリズムの左右振り分けをしない(しらない)眼科もあります。

http://hamatami.cocolog-nifty.com/diary/2016/02/post-cd34.html

片眼だけに(強い)プリズムレンズを入れると、バランスも凄く悪くなります・・・・・。

テストレンズ

当店のテストレンズ、度数表示をわかりやすくしました。

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写真左下のテストレンズが今までの刻印表示。

この表示がどうも見えづらい・・・・・confident

それで、プラスレンズ、マイナスレンズ、乱視レンズ、プリズムレンズと色を変えてテープを貼ってみました。

これで見やすくなりました。

年がいけばいくほど工夫をしなければいけないことが増えてきます。

メガネ屋の知恵も増えてきます。happy01

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