深視力は眼科に?

免許センターの深視力検査で不合格だったかた。

免許センターの係員のかたからは「眼科へ行ってください」とアドバイスされたそうですが、インターネットで当店のことを知り、ご来店されました。

当店の検査では、

遠視と斜位がありました。

遠視は屈折異常で、斜位は眼位異常です。

「異常」と呼ばれていますが、この異常そのものは病気ではありません。

ですから、適切な矯正と視機能トレーニングで深視力検査に合格することが可能です。

もし、眼科に行かれたとしたらどうなっていたか・・・・・。

遠視の矯正はできたとしても、眼位の検査を詳しくやるかどうか・・・・・。

深視力計を備えて、訓練してくれる眼科がどこにあるか・・・・・。

眼科へ行く手間、費用・・・・・。

もちろん、眼科で病気のあるなしのチェックはできます。

(病気が心配なかたは、眼科に行ってください)

その点では、眼科に行く意義(メリット)はあるのですが、目的は「深視力」です。

深視力不良の原因のほとんどが、上記の異常によるものです。

まずは、「深視力検査に力を入れているメガネ屋に相談する」のも良い方法です。

もし、それで眼や脳に病的な問題があるようでしたら、メガネ屋が眼科受診をすすめるでしょう。

立体視チェック

ハマヤ式融像力チェックツール」に続き、

「ハマヤ式立体視チェックツール」を作りました。

Dscn01371

構想期間○○日、試作に試作を重ねてやっとできました・・・・・。

Dscn01381

というほどのものでもないのですが、このツールで「立体視」が良くわかると思います。

裸眼立体視(ステレオグラム)が苦手なかたでも、立体視が簡単にできます。

(ただし、両眼視をしているかた)

次に作るものは、より専門的なツール。「視野闘争ツール」を作ります。

乞うご期待!

誰も期待していないか・・・・・😵

なお、「立体視」と「遠近感」は近い関係ですが、別々の機能です。

遠近感は単眼視の状態でも感じますが、立体視は難しいです。

つまり、遠近感覚をテストする深視力検査は、「両眼視が不良でも合格することが可能」ということです。

 

 

 

深視力検査に合格するために 4

今まで裸眼で過ごしていたかたが矯正メガネを掛けると、

調節刺激量が変化します。その変化は眼位の変化に繋がります。

調節刺激量の変化→調節量の変化→輻輳とのバランスとの変化→眼位の変化

A様の場合、変化により新たなバランスに順応するために時間がかかることも予想されますが、目的は「深視力検査合格」です。

調製メガネは「合格するためのメガネ度数」を優先しました。

違和感は時間が解決してくれます。

今後、良好なバランスを保つためにもメガネは常用することをお願いしました。

眼位に関しては半年後ぐらいに再度チェックしてみましょう。

深視力検査に合格するために 3

A様の眼位は 「内斜位 外斜位」と書きました。

(眼位とは、視軸の向き、相互的位置関係のことを言います)

これは間違いではありません。

A様の眼位はそれだけ不安定ということです。

遠見眼位と近見眼位で方向が違うことは珍しくないのですが、遠見眼位でも測定方法などによって内斜位だったり、外斜位になったりすることがあります。

また遠視眼は、遠見でも近見でも調節に負担がかかりますから、調節が入るか入らないかで眼位も変動しやすいです。

検査当初は、内斜位状態だったものが検査を進めて遠視を矯正していくと「外斜位が検出される」こともあるわけです。

ましてやA様は片眼がほほ正視で、もう片眼は遠視(調節力以下の遠視)の不同視ですから、不安定要素は大きくなります。

こんな場合眼位の矯正をどうするか・・・です。

どちらかの方向にプリズム矯正をすることにより、深視力が向上するのであれば、それも考慮に入れます。

まずはプリズム矯正をしないで、遠視矯正だけで深視力検査をしてみました。

この試験では、そこそこ良い成績でした。

それで、方向的には「プリズム矯正はしない」に決定。

あとは、遠視の調整に入り、微調整をしていきます。

なお、視力表の中には、1mの前方に設置して、5mでの検査ができるものもあります。
この視力表は、周辺部の枠などで、感覚的に5mの感じが起きづらく、無用な調節がおきやすくなります。

当然、乱視や眼位も違った度数が出てくることがあります。

深視力検査に合格するために 2

立体視は目の持っている最高機能といってよく、両眼視に問題があると立体視は困難になります。

しかし、遠近感は単眼視の状態でも感じることができます。

つまり、深視力は遠近感をチェックする試験ですから、「視機能に問題があっても合格することが可能」ということです。(ただし、視力が合格条件以下のかたは、無理です)

だから両眼の視力がいいかたに「あなたは深視力はダメ!」と決めつける眼科はいかがなものか・・・・と感じます。

メガネ調製も100%のことはやってみないとわかりませんが、「決めつける」ことは良くないことが多いです。

ダメと言われた患者さんはどれほどショックを受けるか・・・・。

医師の言葉は重いです!

眼科がすべてのことができるわけではありません。

深視力用メガネは検査、トレーニングも含めて非常に手間暇がかかります。

一人の患者さんに2、3時間かけるのは眼科では難しいでしょう・・・。

深視力計を置いている眼科も少ないと思います。

「あなたの目は病気ではありません。深視力に関することは専門のガネ屋さんに相談してください」でいけませんか・・・・。

深視力検査に合格するために

深視力のお客様 40代のA様

裸眼視力

右眼 2.0

左眼 1.5

視力にはまったく問題はありませんが、深視力が不良です。

5mでの両眼開放屈折検査では、

右眼 R S±0.00

左眼 R S+2,25D C-0.50D Ax110

(S+は遠視度数、Dは度数の単位、Cは乱視、Axは乱視軸)

眼位(視軸の向き)は、内斜位 外斜位

立体視は不良です。

さて、遠視性の不同視で、視力が悪くないかたの矯正は困難な場合が少なくありません。

メガネを掛けても視力は大きな変化もないのに(ももとも視力は良好)左右眼の度数差のせいで違和感を強く感じる場合があるからです。

「うっとうしい!」と拒否されることもあります。

なので、まず度数差を少なくして掛けていただいて、段階的に矯正していく方法をとることがあります。

しかし、今回の目的は「深視力検査合格」です。

度数差を少なくしたメガネでは試験に合格する確率が低くなります。

A様の場合、「遠くは左眼で、近くは右眼で見る」ような使い方もしていたようです。

つまり良質な両眼視をしていませんでした。

そのせいもあり、立体視は不良です。

立体視は不良でも遠近感覚は、屈折矯正、眼位矯正、視機能トレーニングで向上することが期待できます。

ところで、A様は当店に来る前に眼科に行かれましたが、眼科からは「深視力は無理!」と烙印を押されたそうです・・・・・・。

深視力検査の事例 2

深視力が不良の原因として、

遠視、近視、乱視の「屈折異常」

斜位、斜視の「眼位異常」

などがあります。

この中では、斜視が最も不良になりやすいです。

斜視は、「抑制」が入ってくることが多いからです。

抑制は「複視」を避けるための脳の働きなので、日常生活には便利な機能です。

でも、抑制があると、立体視は不良になります。

「立体視不良」は、高度な両眼視機能を必要とする深視力検査は苦手になります。

斜視の原因の一つに屈折異常があります。

屈折異常があると、斜位になりやすくなり、

斜位になると、斜視に移行することもあります。

ですから、子供のときから視機能を意識したメガネを作ったほうが望ましいです。

安易な低矯正メガネ、バランスの悪いメガネは、眼位異常に繋がりやすいです。

しかし、適切なメガネ=快適なメガネにはならないこともあります。

無難な度数にして、問題を先送りにするかどうか・・・・。

深視力検査の事例

深視力検査の事例

50歳代のA様

「自動車学校には入校したけど、深視力が不安です」とご来店されました。

当店検査では、

裸眼視力 右眼0.9 左眼1.0

視力は、問題ありません。

完全矯正度数は、

R S+0.75 C-1.25D Ax40

L S+0.50 C-0.50D Ax90

Sは遠視度数、Cは乱視度数 Axは乱視軸

眼位(視軸の向き)検査では、大きい外斜位+右眼上斜位。

間歇性外斜視 があります。

右眼と左眼、交互に抑制が入ります。右眼を使うときは、左眼が偏位し、左眼を使うときは、右眼が偏位している状態です。

正常な両眼視ができていません。立体視は不良です。

三桿計での深視力検査も不良です。

プリズムレンズで試してみましたが、「棒の動きがわかりません・・・」とおっしゃいます。

こんな場合、自動車学校へ入学する前のかたでしたら、「やめておいたほうが・・・・」とアドバイスすることもあります。

しかし、A様は自動車学校に入校されています。なんとかしないといけません。

なんとかする方法は「遠近感覚トレーニング」になります。

トレーニングをすることにより、立体視が不良でも遠近感覚がよくなります。

立体視と深視力

両眼視は、

同時視があり、融像が働いて、そして眼の持っている最高機能である「立体視」ができます。

単眼視では立体視は困難です。

立体視が生じるのは人間の眼は二つあり、二つの眼が離れているからです。

離れているということは、右眼と左眼とでは若干見える位置関係が違っています。

このことを「両眼視差」と呼んでいます。

つまり立体視は、両眼視差を融像することによって、生じるメカニズムということです。

立体視は深視力との関連も深いです。

深視力とPD (瞳孔間距離)も関係があります。

PDが狭い人ほど一般的に立体視が良好で、深視力の成績もよくなります。

PDは大人と比較するとお子様はたいていは狭いです。

狭いPDのうちに、高度な立体感覚を養うことは大人になって役に立ちます。

子供のうちにスポーツや遊びを通じて、立体感覚を磨いていきましょう。

屈折異常(遠視、近視、乱視)、眼位異常(斜位)、不同視 などは、立体視不良の原因になる恐れがあります。

適切に矯正することをおすすめします。

なお、遠近感は単眼視の状態でも感じることができます。

深視力試験は、遠近感をチェックする試験ですから、立体視不良のかたでも適切なメガネ矯正、トレーニング等で合格することが可能です。

(ただし、視力が合格基準以下ですと無理です)

深視力検査に合格するためのメガネは「深視力メガネ研究会 」の加盟店にご相談ください。

深視力とPDの関係

深視力とPD(瞳孔間距離)は、関係があります。

PDの狭いかたと広いかたでは、深視力はどちらが有利でしょうか?

Sisis671←手作り簡易深視力計


答えは、「PDの狭いかた 」です。

深視力検査の点でいえば、PDの狭い子供のほうが有利です。

なので、子供のほうが大型免許を取得しやすい・・・・・。

ただ、あくまでPDと視差の関係が有利というだけで、PDの狭いかたが必ずしも深視力の成績が良くなるとは限りません。

深視力の精度は、眼位(視軸の向き)や、視機能も大いに関係してくるからです。

PDと視機能の関係も逆に考えれば、PDが狭いのに深視力の成績が悪いかたは、「視機能に何らかの問題がある可能性が高い」ということも言えます。

つまり、子供に深視力テストをすることによって、視機能の問題も発見できるかも知れません。

視機能の問題は、「斜位 」に絡むことが圧倒的に多いです。

日常生活には問題がなく、眼精疲労がない斜位でも、深視力検査が苦手になるかたも少なくありません。

それは、斜位があるということは融像力(右の網膜に映った像を一つにまとめて、単一視する機能)に負担がかかるからです。

負担がかかるから、動きのある検査には眼球運動がついていけない・・・ことが考えられます。

だから結果にムラがあり、調子の良し悪し、体調などにより成績が左右されます。

深視力検査に合格するには、融像力に負担がからないようにすることが一番です。

適切な屈折矯正、眼位矯正をし、「調節バランス」が均衡しているメガネを調製すれば、合格する確率は高くなります。

あと、視機能トレーニングが必要な場合もあります。

最近のトラックバック