技術者と販売者の違い
技術者と販売者の違い
メガネ店は店主的要素、技術的要素、価格的要素、立地的要素、品揃え的要素、サービス的要素、接客的要素、これら全てを満足できる眼鏡店こそ、本当に良い眼鏡店といえます。しかし、メガネ店はそれぞれ特徴があり、ひとつのメガネ店が全てに良いということはありません。
HPやチラシ広告などを参考に、店の経営方針や、経営姿勢を検討して、技術優先の技術者タイプのメガネ店か、販売優先の販売者タイプのメガネ店か、どちらのメガネ店でメガネを作るのかをご判断してください。
販売優先のメガネ屋は、経営効率重視ですから、技術的要素にはあまり時間をかけません。それよりも、直接売上げに繋がる要素には手間を惜しみません。
宣伝は、常に消費者の購買欲をそそる「〇〇%割引」、「期間限定」、「〇〇無料」、「○○円オールインワンプライス」とかの言葉を駆使して、年中、大量の広告展開をしていきます。
当然、広告費用は莫大なものになりますから、宣伝でより多くの人にメガネを購入してもらわないといけません。しかし、高知県は人口が少ない上、販売優先のメガネ屋間の競争も熾烈になってきています。ですから、おのずと、販売員に求められるものは、巧みなセールストークを駆使しての購入金額の単価アップや、利益率のいい商品の積極的販売になります。
販売優先のメガネ屋の第一目的は、規模の拡大、シェアーの拡大等の量的なものになります。
技術優先のメガネ屋は技術重視ですから、販売的要素にはあまり力を入れていません。
それよりも、お客様に技術力で感動していただけるためには、手間を惜しみません。宣伝は、常に控えめで「人間重視」の広告展開をしていきます。
人間重視の広告は安直に購買欲をそそるようなものではなく、小難しいことをゴチャゴチャと書いています。ですから、より多くの消費者にメガネを購入してもらうことはできません。しかし、技術優先のメガネ屋は、一人一人のお客様に合ったメガネをじっくり作りたいので、大勢の人に知れ渡る必要はありません。口コミで来店していただけるように努力をしていきます。
技術優先のメガネ屋で注意してもらいたいのは、説明がしつこいので、思わく時間がかかるときがあります。お時間ゆとりをもって、店主の人間観察などを楽しんでください。店主から「お客様には、ぜひこのメガネを掛けてほしいです」って言われたら、店主の言う事を聞くのも一つの方法です。
技術優先のメガネ屋の第一目的は、メガネでお客様の持っている視機能を最大限発揮してもらい、快適な視生活を送ってもらいたいなどの、質的なものになります。
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