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トリニティーの問題点

ホヤ社の遠近両用レンズで最高級なレンズは「ホヤラックストリニティー」です。

このレンズは最高級なだけあって、さすがに設計は優れています。
実際に私はトリニティーを掛けていますが、凡庸のレンズに比較して中間部分から近用部分の見易さを感じます。

が、しかし当店はトリニティーは積極的に販売していません。

その理由は・・・・。

このレンズは、メーカー加工しか受け付けてくれないからです。

メーカー加工とは、フレームの玉型をメガネ店で専用のトレーサーで計測し、その計測に沿ってメーカーでフレームの玉型に加工仕上げして、メガネ店に発送することです。

メガネ店とすれば、玉型に加工しているレンズをフレーム入れるだけですから、楽といえば楽なシステムですが、それには大きな落とし穴が・・・・。

レンズの加工精度(サイズ)が悪いのです。丁度いいサイズに仕上がってくることもあるけど、たいていはやや大きめに仕上がってくるのです。

やや大きめのサイズをそのままフレームに入れると、レンズに歪が発生しやすくなりますし、フレームにも負担がかかります。

それで、手摺りで修正加工してフレームに入れることになるのですが、手摺りでは修正するのが難しい度数もあります。

だから、再三再四メーカーには「メーカー加工しか受け付けないことには反対!」、「いくら設計のいいレンズを作っても精度が悪けりゃダメやろ!」と訴えているのですが、メーカーは聞き入れてくれません。

で、当店は自店加工ができる(精度がよく加工できる)遠近両用レンズを主に販売しているって訳です。

当店での自店加工であればこんなこともできます。→「アンダースッキリ加工

メーカー加工は「アンダースッキリ加工」などもできません。

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