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こだわりの視力表

当店が屈折検査や眼位の検査に使用している視力表がこれ。

Dscn09761

内部光源式になっています。

この視力表はアナログなのですが、使い勝手がいいです。

私のお気に入りです。

でも、この視力表は生産中止になっています。

最近は、デジタルの液晶視力表が主流になってきているからです。

だけど、液晶視力表は、眼位検査に使用する偏光視標がイマイチなのです。

偏光視標とは、両眼を開けて見ているのだけど、右眼と左眼で違う像(視標)が見えるようになっています。

たとえば、この偏光 十字視標Dscn09731

右眼では、Dscn09771 縦棒が見えていて、

左眼では、Dscn09791 横棒が見えるようになっています。

縦棒と横棒がクロスして十字に見えるかどうかを検査していきます。

このとき、右眼では縦棒しか見えてはいけないのです。横棒が右眼に映ってはいけないのですが、それが液晶視力表ではイマイチなんです。

薄っすらと、横棒も右眼に見えてしまうのです。

Dscn09801 ←こんな感じ

これでは、精度の高い検査はできない・・・・と私は思います。

ただ、実際に二つの視力表を検証しているわけではないので、それぐれらいの偏光性能でも問題ないのかも知れません。

それで、数年前にあえてメーカーに無理をお願いして、アナログの視力表を特別にオーダーしてもらいました。

もちろん、当店だけのオーダーでしたので、けっこう割高になりました・・・・。

ま、だけど信頼のおける視力表でないと、不安がありますからね。

当店の こ だ わ り の一つです。

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