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眼鏡処方箋をご持参のお客様

眼科発行の眼鏡処方箋をご持参されたお客様。

処方度数は、

遠用度数

R(右眼) S+0.50D C-1.0D Ax50

L(左眼) S+0.75D C-0.50D Ax180

(S+は遠視度数、Cは乱視度数、Axは乱視軸方向)

近用度数の記載はありません。

お客様にメガネの用途をお聞きしますと、「遠近両用メガネ」がご希望でした。

遠近両用メガネは、遠用度数のみでは調製することができません。

こんな場合、再度眼科に行っていただく方法もあるのですが、当店で遠近両用メガネ調製のための検査をさせていただくことになりました。

結果、当店処方の

R S±0.00 C-0.50D Ax50

L S+0.50 C-0.25D Ax155  

ADD+2.50

(ADDは、加入度数)

で調製しました。

このお客様は、普段はメガネを掛けておられません。

遠方は裸眼でもそこそこ見えています。

眼科処方は右眼の乱視がC-1.00D Ax50になっていましたが、この乱視度数、とっても怖いです・・・・。

こういう斜めの乱視(斜乱視)は、クレームになる確率が高くなります。

特に、普段にメガネを掛けていないかたには厳しい乱視です・・・。

もし、具合が悪くても眼科に訴えるかたは少ないので、眼科は「クレームから学ぶ」ことも少なくなります。

ですから、そういう配慮に欠ける面があるのは仕方ないでしょう。

で、眼科には当店処方で調製したことを報告する「眼鏡調製報告書」を送りました。

こんなことをすれば「生意気なメガネ屋・・・」と眼科に思われる可能性もありますが、当店の責任として報告しました。

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