フィッティング調整は命
適切なフィッティング調整 はメガネにとって命です。
しかし、その命を粗末にするメガネ屋は多いです。
なぜか・・・・。
眼鏡技術がいるからですね。
眼鏡技術は磨くのに、手間暇がかかり、利益効率が悪くなります。
そんな効率の悪くなるものは、売上重視のメガネ屋にとっては、邪魔なものになります。
「派手な宣伝をして、集客する」そして効率よく儲ける・・・・。
「大手量販店で購入したけど、掛け具合がとても悪い・・・」とのお客様。
掛け具合をチェックさせていただくと、耳まわりのフィティングが特にまったくダメでした。
このお客様は左右で耳までの奥行が随分違うのに、そういう点にもまったく配慮されずに、左右同じようなフィティング(らしきもの)をしているだけでした。
お客様は具合の悪い点を購入店に訴えたそうですが「こんなものです・・・」と言われたそうです・・・・・
当店で、お客様のお顔に合わせてフィッティング調整をしました。
左右眼の頂間距離(目とレンズとの距離)を揃えるように、テンプル幅を調製し、鼻の形状に合わせて、パッドを整え、
そして重要な左右耳へ合わせて適切なフィッティング調整をしました。
これで、美的要素、光学的要素、力学的要素が満たされる光学製品としてのメガネになりました。
通常、当店で販売したメガネフレームなら、モダン(先セル)を深く曲げたほうはテンプルをカットして整えるのですが、このフレームの特性が不明でしたので、それはやりませんでした。(当店、販売のフレームでもカットが不可能の場合もあります)
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