フィティング調製とは
人間の顔といいますのも、左右対称のかたはほとんどいません。
頭部の形も多かれ少なかれ、みなさんイビツ(表現が悪くてすみません)になっています。
耳の高さが左右で違うかたも少なくないですし、眉の位置、眼の位置もみなさん多少は左右で異なっています。
ですから、フィッイング調製 は、まずお客様のお顔の観察から始まります。
次に、メガネを実際に掛けていただいて、お顔との調和具合を観察していきます。
そして、
眼と眉の位置関係はどうか
頂間距離はどうか
前傾角はどうか
など、
光学的、力学的、美的要素を考慮に入れて、フィッティング調整をしていきます。
その場合、左右対称ではないお顔に合わせて調整をしますから、フレームも左右対称にはなりません。
それで、全然問題はありません。というか、それが「適切なフィッティング調整」と言えます。
しかし、適切なフィッティングをしていても「このメガネは曲がっている・・・」と指摘されることがあります。
昨日もそういうお客様が来店されました。
「眼科から、このメガネは曲がっているのでは・・・と指摘されました」とのこと。
ウーン
眼科はメガネを掛けた状態でのチェックをした訳ではありません。
メガネを置いた状態の見た目だけで、「適切でなはい」と判断されました。
しかし、眼科は光学的な知識も必要とするフィッティング調整のプロではありません。
フィッティング調整もすることとはありません。
そういうかたにダメだしをされるとは・・・・
せめて「メガネの点検をしてもらってください」にしておいてほしいです。
「どこのメガネ店で作りましたか」と尋ねられたそうですが、なぜメガネ店の名前を知りたがるのでしょうか?
眼科は作ったメガネ店によって言い方を変えているのでしょうか・・・。
当店は、どこの眼科とも利益供与的な関係(癒着関係)にはなっていませんから、眼科によっては、そういうメガネ店には辛口になるのかも知れません。
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