輻輳近点
輻輳力 (近くのモノを見るときに、近くに焦点が合うような視線に、眼の筋肉を内側によせる力のことです)
輻輳力の検査することを「輻輳近点検査」と呼んでいます。
だいたい、6㎝~8㎝位まで両眼が寄ってくるのが正常です。
自覚的には視標が2つに見えだす点を答えていただきます。
どちらか一方の目が偏位しだす点を輻輳近点とします。(他覚的)
瞳孔が縮小から散大に移行する点も輻輳近点の目安になります。
と、まー、これが「教科書的な輻輳近点検査」なのですが、長年この検査をやっていると輻輳力の質も人それぞれで個性があることが分かったきました。
グーーーーとスムーズに目が寄ってくるかたもしますし、グッ、グッ、グッという感じで寄ってくるかたもいます。
もちろん、輻輳力が弱いかたは、20㎝位で偏位するかたもいます。
2、3回検査をしていると、寄り方が大ききく変化するかたもいます。
この寄り方の質が、プリズム矯正の参考になる場合も少なくありません。
« ネジ折れ込修理 | トップページ | 間歇性外斜視のタイプ »
「メガネ検査の話」カテゴリの記事
- 近見用視力表(2020.09.18)
- 技術的な問い合わせ(2020.05.15)
- 視機能トレーニンググッズ(2020.05.12)
- 輻輳力(2020.04.28)
- 視機能検査(2019.12.09)
コメント