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乱視があるからメガネ店で・・・・

「眼科で乱視と言われました・・・」と70歳代のかたにご来店いただきました。

眼科では眼鏡処方箋は発行されなかったとのことです。

当店で検査してみますと、乱視 はあるのですが、それよりも大きな斜位 がありました。

自覚症状として複視 もありました。

複視がある場合、脳にトラブルが起きている可能性もありますので、そのこともお伝えすると、脳神経外科は受診されて、脳には問題はなかったとのことでした。

一安心です。

斜位検査では上下斜位が6△ありました。

これでは、複視になるはずです。

このかたは、常に首を(頭を)傾けてモノを見るクセがあります。

これは、上下偏位による複視を修正しようとするクセです。

そのクセのことをお尋ねすると、「自分の写真を見ると、随分前から首を傾けていました・・・」とおっしゃっていました。

こういうことをお尋ねするのも、こういう斜位は一過性の可能性もあるからです。

本格的に具合が悪くなったのは、3ヶ月ぐらい前からだとのことで、適切にプリズム矯正をしました。

今後、様子を見て、プリズムの加減をすることになるかも知れません。お客様と当店との共同責任でメガネを調製していきます。

今回、眼科は眼鏡処方箋を発行されなかったのですが、その眼科は「成人の普通のメガネ調製のことはメガネ屋で・・・・」という方針のだったのかも知れません。

最近、高知でもそういう方針の眼科が増えてきているように感じます。

時代遅れで、弊害の多い「無料補償のメガネ店」 へ行くように勧める眼科が減ってきている傾向にありますね。

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