顔や頭の歪みとメガネの関係
このメガネは普段私が仕事用に掛けている丸メガネです。(サイクリング用のメガネではありません)
このメガネを見て「おや、右テンプル(腕)と左テンプルの開きが違っている・・・」と思われるでしょう。
そうなんです。右テンプルと左テンプルの開きは「右」と「左」で変えています。
このメガネもそうしています。→
なぜ、そうするかといいますと、私の顔や頭が歪んでいるからですね。
私は絶壁頭 で、しかも複雑な形の絶壁です。
中央部にやや凹みがあって、全体的に傾斜しています。
だからキレイな絶壁頭?でもないのです。
絶壁になった分、頭は横に張り出していますから、脳みそはおそらく正常ぐらいあるのでしょう。(多分)
でも、横の張り出しかたは左右でけっこう違っていて、いびつです。
アー、なんて難儀なこっちゃ・・・トホホホ
まぁ、だけどこの頭はメガネ屋にとっては有利です。
だって、自分の頭が最高の実験台、練習台になるのですからね。
この点は、親に感謝しておきましょう。
それと、悲しいことに、私は左右眼で度数差が大きい「不同視 」ときています。
いや、これもメガネ屋としたら喜ばしい状態です。不同視をネタにブログも書けるし・・・・。
不同視で顔も頭も歪んでいる。これは最強のタッグです。
この二つがあればメガネ選びも難しいし、フィッティング調整 もこれまた難しい。
で、私の場合、私が掛けるメガネは顔の歪みに応じて整えていきます。
その結果、「右テンプルと左テンプルの開きが違ってきている」ということです。
不同視の場合、「左右の頂間距離をどうするか・・・」も調整の上で重要な要素になってきます。
その点も考慮に入れて左右のテンプルを加減していきます。
光軸と視軸の関係も考慮に入れて調整していきます。
なお、私だけでなく、厳密に言いますと、たいていのかたは多かれ少なかれ顔は歪んでいます。
キッチリと左右対称のかたはまずいません。
だから「顔が歪んでいる」と言われても、まったく気にする必要はありません。
え、「それでも気になる・・・・」ですって。
あるがまま・・・・に。
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