クロスシリンダーを購入
「クロスシリンダー」を購入しました。
クロスシリンダーとは乱視を測定する検査道具です。
クロスシリンダーは「乱視度数」と「乱視軸」の緻密な測定が得意な道具です。
たとえば、人間の持っている本当の眼の乱視よりも、
乱視軸が90°よりも85°よりか、95°よりか、
5°キザミで正確に乱視が測定できます。(乱視度数が強ければ1°キザミもできます)
乱視度数は、0,25Dよりもやや強いか、やや弱いかをつかむことができます。
人間の目はピッタリ水平(180°)、垂直(90°)というのは案外少ないです。
しかし、乱視軸がやや斜め方向になると違和感が強く発生することもあるので、違和感を少なくする目的で、「本当は88°だけど90°で調製する」ということはよくあることです。
ただし、乱視軸を調整することは、「矯正効果が少なくなる」、「残余乱視」が発生するなどのデメリットもあります。
乱視が強ければ強いほど乱視の調整は慎重にしないといけないですね。
眼科発行の眼鏡処方箋では、乱視軸が左右とも90°、180°という処方が多いのですが、この場合は違和感を少なくする目的なのかどうか・・・・・。
クロスシリンダーで細かく乱視の検査をしている眼科は少ないですね・・・。
なお、今回クロスシリンダーは予備的に購入したものです。
今までのクロスシリンダー、そうとうに使いこんでいますので、痛みも出てきていますから。
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