フィッティング調整をしない・・・。
日本眼鏡技術者協会「生涯教育 2016」より
●フィッティング調整
眼鏡フィティングの最終目的は、眼と眼鏡が一体となって光学的な条件を満たすこと。
すなわち光学的調整である。
日本全国、数多くメガネ店があれど、キッチリとフィッティング調整をしているメガネ店がどれぐらいあるか。
おそらく20%、いや10%あるかないかぐらいに感じます・・・・。
それだけフィッティング調整は、調整技術はもちろんのこと思考力も必要とします。
ユーザーお一人お一人に、押さえ加減などを微妙に調整し、メガネの使用目的などによって、前傾角、頂間距離 などをどのように調整するかを考え、最大限の技術力を発揮していきます。
そんな手間暇がかかることを売上重視の量販店や安売り店はやらない・・・・。
調整技術を放棄している通販業者も跋扈しています。
メガネの精度は、フィッティング調整によっても左右されます。
光学的調整ができるメガネ店で、メガネという光学製品を購入されることをおすすめします。
時々、「安売り店のメガネとどこが違うのですか・・・?」ご質問をお受けすることがあります。
あちらは物品を販売しているのであって、物品販売においてフィッティング調整という概念はありません。
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