眼科処方のメガネが見えづらい 18
で、アフターサービスです。
「眼鏡処方箋でメガネを作ったが見えづらい」となった場合、
一部の眼科はメガネ屋が無料でレンズの交換をすることをアフターサービスと決めつけているようにも見受けられます。
「これもアフターサービスの一環です」とサービス業のメガネ屋が言った場合、商売上のテクニックとしてそれはまぁー許せるとしても、専門職の眼科が言うのはどうも違和感があります。
だって、眼鏡処方箋無料交換は良質のサービスを提供しているわけではないし、メガネ屋も経営のために仕方なくやっている店も少なくないでしょう。
無料補償制度はユーザーが困らないようにという制度ではなく、眼科が困らないようにするためのものだと思います。
メガネ屋は無料交換をアフターサービスと言われるとプレッシャーを感じるでしょうね。
「アフターサービスをしている店は良い店で、しない店は悪い店」と、言われかねないと・・・。
「無料で交換してくれるメガネ店をすすめるのは、あなたのためを思っているからですよ」と患者さんに言う。これも違和感を覚えます。
メガネ屋も営利企業ですから、たいていは商売のためにやっています。
メガネ屋が損得勘定で動くのは仕方ないことです。
無料で交換しても損のしないような仕組みを考えるのは当たり前です。
そんなことはわかりきっているのに、
「とにかくメガネ屋は無料で交換することが一番で、メガネの内容はどうでもよく、無料で交換することによる弊害が出たとしても、そんなことは知ったことでない」
と考えるならば、結局シワ寄せがくるのはユーザーです。
もし、眼科がユーザーの経済的な面をおもんばかるのであれば、「診療代金などを安くすれば」と思いますが、まぁそれは眼科も利益がないとやっていけません・・・。
なので、正確な情報を患者さんに与えるならば
医療に100%はありません。
上手くいく場合もありますが、上手くいかないこともあります。
メガネ調製も同じです。眼科処方でも結果的にイマイチ・・・・ということも起こりえます。
そんな場合、医療機関は結果責任を問われることはありません。
もし、結果責任を問われるようになれば、誰も医師にならないでしょう。
つまり、処方結果が悪くてレンズ交換になった場合でも、病院はレンズ代金を弁償することはありません。
また、再処方したとしても、その結果が上手くいくかどうかも不確実です。
ですから、治療を目的としない成人の普通のメガネ処方は、メガネ店に委ねることも検討してください。
メガネ店は通常結果責任をとってくれます。
なお、「眼科処方箋無料補償します」と謳っている店もありますが、これはアフターサービスというものではありません。
無料補償という呼び水で商売を有利に働かせようとしているものです。
商売上のテクニックに惑わされないように、総合的に判断してメガネ店を選んでください。
メガネ店選び(店主選び)はあなたの目やメガネによって重要な作業です。!
どうでしょうか・・・・。
でも正確な情報を与えることにより、混乱が起きるかも知れませんが・・・・・。
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