眼科処方のメガネが見えづらい 10
「眼鏡処方箋でメガネを作ったが見えづらい」
もし、眼科処方で遠近累進メガネ (さかい目のない遠近両用メガネ)を作りたい場合。
これはリスクが高いと言っておきましょう。
https://hamatami.cocolog-nifty.com/diary/2016/09/post-cd57.html
遠近累進レンズの処方は、
単焦点レンズと比較して、さまざまな配慮が必要ですし、遠近累進レンズのタイプや設計などの情報が必要になります。
遠近累進レンズは、各レンズメーカーによって設計が異なっています。
その設計やタイプに応じて、度数調整をしていきます。
もちろん、それだけでなく、個人個人の用途、用法を考え、前眼鏡度数、年令、性格、適応能力、などを考慮に入れていきます。
これだけのことが眼科でできますか・・・・?
遠近累進レンズを掛けたこともなく、遠近累進レンズの詳しい知識もない眼科(検査員)では難しいのではないでしょうか。
遠近累進レンズに精通している眼科は少ないと思います。
では、どうすればいいか・・・・。
「眼科におまかせします・・・・」はやめたほうがいいです。
積極的に眼科に要望を伝えてください。
一つの方法として、
「遠近累進レンズの処方は拒否する」ということがあります。
これは、眼科では遠用度数として単焦点レンズの処方をしてもらい、
加入度数 (近用度数)の調整は、メガネ屋に依頼するというものです。
そうすれば、メガネ屋が遠近累進のタイプに応じていろんな加入度数の提示が可能です。
ただし、眼科によっては「加入度数はメガネ屋に・・・」と言うと、イヤな顔をするかも知れません。
それに、眼科にはそういうことは言いづらいというかたも少なくないと思います。
そういう場合は「遠方用の処方をしてください」と眼科に言いましょう。
あとは、どんなレンズで作るのかは自由なんですから。
眼科も遠方用の処方だけのほうが楽ですし、双方にメリットがあると思います。
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