眼科処方のメガネが見えづらい 13
「眼鏡処方箋でメガネを作ったが見えづらい」
眼科では、近見度数を30㎝の距離で測定しているところがあります。
通常、この「万国式近距離視力表」
などは30㎝で検査するようになっていますから、30㎝で測定することには問題ありません。
でも「老眼鏡は30㎝の距離で合わせた度数で作ることに決まっています!」という眼科医もいます。
これは、もう??????で、唖然とします。
そんなこと法律で決まっているわけでもないし、強制されるものでもありません。
老眼鏡もそのかたの使用目的距離などによって調製します。
目的距離が30㎝ぐらいで、細かい作業が多いかたはやや強め、
40㎝前後で使用するかたは基本度数で、
50㎝で使いたいかたはやや弱めで、
という感じで臨機応変に度数調整をします。
「老眼鏡に絶対に決まった度数などありません」というのがメガネ屋の常識です。
30㎝で測定した度数で、そのまま近用度数とすると、
遠近累進メガネを初めて掛けるのに、加入度数が+3.00Dなんてことになるんですね。
これはあくまで目安ですが、
遠近累進メガネが初めてのかたは、加入度数は+2.00Dまでとし、
40歳代 +1.00D~+2.00D
50歳代 +1.50D~+2.50D
60歳代 +2.00D~
というぐらいで調製することが多いです。
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