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眼科処方のメガネが見えづらい 19

「眼鏡処方箋でメガネを作ったが見えづらい」

眼鏡処方箋の不具合をメガネ店が負うことは、正常なアフターサービスだとは思えません。

メガネ店は店の責任ではないのに、なぜレンズを交換をするのか。

眼科からの要求を受け入れないと、何をされるか、何を言われるかわからないから・・・。

その恐怖は十分わかります。

メガネ屋は弱い立場ですからね。

でも理不尽な要求を受け入れることにより人間は腐っていきます。

腐ってくると眼鏡技術者の矜持は失われていきます。

矜持を失えば・・・・堕落し不正が発生することは昔からよくあることです。

まぁ、自分は商売人だとわりきってしまえば矜持も必要ないでしょうが、メガネ屋は商売人であり技術者でもあるので、その葛藤に苦しんでいる人もいるでしょう。

私も苦しんでいた一人でした。

商売優先か技術優先か・・・・。

眼鏡士とすれば、できれば技術優先でいきたいが、それを優先すればするほど経営的に厳しくなる面もでてきます。

だけど、眼鏡士の矜持と無料補償を天秤に乗せてみると、矜持が重たかった。

「弊害の多い無料補償は受け入れるべきではない」との結論に至ったわけです。

眼科とのしがらみもないし・・・・。

でも、「できれば技術優先で・・・」と言っているぐらいですから、胸を張って「眼鏡士です」とはいえませんね。

この業界で本当の眼鏡士は何人いるか・・・。

「眼鏡処方箋でメガネを作ったが見えづらい」ことの原因を作っているのもエセ眼鏡士かも知れません。

メガネ屋が良心的なアフターサービスをしようと思えば、

眼鏡処方箋調製メガネでの不具合を訴えられたら、「当店は眼科処方箋通りに作っています。そういうことは眼科に言ってください」と言うのではなく、

 「では、当店で検査してみましょう。見えづらい原因を調べてみます」と、して、

 適切だと思われる度数があった場合、アフターサービスでレンズの交換をすればいい。

と、私は思います。

もちろんアフターサービスは無料ではできません。対価をいただかないとマトモなアフターサービスはできません。

でも、この対応は眼科と患者さんと店との兼ね合いで難しいこともあります。

あー、なんだかね・・・・。

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