複視の事例 9
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https://hamatami.cocolog-nifty.com/diary/2016/06/post-222a.html
ある日、朝起きたらモノが二つに見える。
この世界、この恐怖、「スワー、何がおきたのだ!どうなっているんだ・・・」
マトモに歩けないし、車の運転などは事故を起こしにいくようなものだ。
そんな絶望的な気持ちで、どうにか眼科に行く。
でも眼科では「ウーン、複視の原因はわかりませんね・・・」と。
「原因がわからないので、対処のしようもありません。様子を見ましょう」と。
「なんだよ、それは」絶望的な気持ちが深まるばかり、
複視のままで、様子を見ていては重要な仕事ができないよ。
仕事は や す め な い の
なんとかしてくれるのが病院じゃないの!
いえいえ、病院がすべてのことができるわけではありません。
複視を解消するための光学的対応として「プリズム眼鏡で矯正」という方法があります。
プリズム矯正は手術と違って、安全な対応方法です。
でも眼科は手術は専門であっても、光学的対応は苦手な面があります。
手間暇がかかるメンタルな対応も忙しい眼科では難しいでしょう。
それに突然複視は一過性のこともあるし、自然治癒することもあります。
もし眼科がプリズム処方をしたとしても、眼位の変動が予想されます。
プリズム値が変わるたびに「無料で交換してくれるメガネ屋で・・・」と言うのもおっくうでしょうね。
そんなことで「様子を見る」という対応になったのも仕方ないかも知れません。
原因不明の外眼筋麻痺は脳のトラブルも考えられます。
プリズム眼鏡で眼位を整えることにより、脳の混乱が少なくなります。
脳に働きかけるのがプリズム眼鏡です。
メンタルな部分もケアしていくのが、眼鏡士です。
なお、突然に複視になったかたは、まずは眼科か脳外科を受診してください。
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