学童期の遠視
深視力と遠視の関係
https://hamatami.cocolog-nifty.com/diary/2016/12/post-fe04.html
「視力は問題ないけど、深視力は苦手」のかたもいます。
視力が問題ないといっても視力表で判断する視力は、ある基準の目安にすぎません。
つまり、「ハッキリ見えている1.0」と「ボンヤリだけど1.0はなんとか見えている」では、見え方の質が違います。
質が悪いからといっても、弱視というほどではなく、「視力が不安定・・・」という感じです。
見えるときは見えるけど、見えづらい時もあるなどの不安定要素のある目です。
もちろん、高齢者になると、眼のニゴリ等の原因で視力が不安定になることはあります。
しかし、20、30代のかたで、屈折はほぼ正視か軽い近視なのに視力が不安定。やや弱い・・・・。
深視力検査は眼の持っている最高機能を要求されるので、そういうかたが「深視力が苦手で・・・」とご来店されます。
では、なぜ視力が弱いか・・・です。
やはり「遠視 」が絡んでいると思います。
長期間の遠視や乱視の放置は、視機能低下に繋がることがあるからですね。
視機能が低下するということは、眼位(視軸の向き)も視力も不安定になりやすくなります。
「学童期の弱度の遠視は、メガネで矯正する必要はない」とおっしゃるかたもいますが、私は遠視の矯正は必要だと思います。
実際に遠視の放置で視機能にトラブルがあるかたを見てきているし、深視力が必要な場合などに困ることがあるからです。
困るぐらいですめばいいですけど、交通事故に繋がる危険性もあります。
ですから学童期に上質の視機能を確立することは大事だと思います。
何度でも言います!「近視よりも遠視のほうが害が大きいです」
遠方がよく見えるから「良い目」とは限りません。
近見視で目が疲れることがあれば、遠視を疑ってください。
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