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遠近両用レンズのレイアウト 2

眼科発行の眼鏡処方箋で、遠近累進両用メガネを作るとき、

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遠用 

右 球面 +1.00 円柱ー0.75 軸 180

左 球面 +1.50 円柱ー1.00 軸 180   瞳孔距離 60mm

近用

右 球面 +3.00 円柱ー0.75 軸 180

左 球面 +3.50 円柱ー1.00 軸 180   瞳孔距離 57mm

備考

処方日付より2ヶ月経過の場合は再検査においでください。

眼鏡が出来ましたら一度ご持参ください。

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眼鏡処方箋は、このような仕様で書かれているものが多いです。

この処方でメガネを作る場合、遠用度数と近用度数との球面差を「加入度数」として調製していきます。

上記の例の加入度数は左右とも「2.00」に」なります。

加入度数は、レンズタイプ、前眼鏡度数、年齢、使用目的、適応能力、環境などを配慮に入れて、決定したほうがいいのですが、処方箋通りに作るとなると、そういうことはできません。

ま、度数のことは置いといて・・・・。

アイポイントの話です。

通常、遠近累進のアイポイントは左右別にPD(瞳孔間距離)を測定し、フレームに応じて左右別にアイポイントをとっていきます。(左右、同じアイポイントになることもあります)

Dscn0680

これが処方箋通り忠実に作るとなると、左右とも同じPDとして、右眼30mm、左眼30mmのアイポイントをとります。

しかし、それでは正確なレイアウトにならない確率が高くなります。

そもそも処方箋に記載されている「瞳孔距離」に合わせて、遠近累進レンズのレイアウトをしなければいないものなのか、ハッキリしていません。

単焦点レンズを調製するときは、「瞳孔距離に合わせてレンズの光学中心をレイアウト(

心取り)する」ということはハッキリしています。

遠近累進レンズの場合、単焦点レンズと同じレイアウトではマズイ・・・ということもハッキリしています。

なので、

「眼鏡処方箋に記載されている瞳孔距離は単焦点レンズ用だから、それは参考値で遠近累進レンズのレイアウトは自店で設定するのだ」と解釈するメガネ屋もいます。

もしくは、「そんなことはわかっているけど、眼鏡処方箋通りに作らないと、眼科に睨まれるのが怖い」と考えるメガネ屋もいます。

その気持ちもよ~くわかります。メガネ屋は弱い立場ですからね。

つづく

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