遠近両用メガネは負担?
緑内障で眼科にかかられているお客様。
眼科発行の眼鏡処方箋をご持参されていました。
眼科からは「遠近両用メガネは、眼に負担がかかるから、遠方専用 単焦点レンズにしなさい」との指示があったそうです。
お客様は「単焦点レンズだと不便です・・・・」とおっしゃっていたのですが、眼科の指示通りにメガネは調製しました。
が、お客様から「なぜ、遠近両用はダメなのでしょうか?」と尋ねられても、
「なぜ・・・」の疑問に医師は説明していないので、当方は「ウーン、先生のお考えですから・・・・」と答えるしかありません。
このお客様は、20年前から遠近両用メガネを上手に使われています。
屈折状態は遠視で、メガネなしでは遠方も近方もハッキリ見えていません。
単焦点メガネでは遠方視と近方視で、いちいちメガネを掛けかえないといけません。
その煩わしさ、その不便さ、それによる負担は、どう考えればいいのか・・・。
このかたの緑内障のタイプは遠近両用レンズだと負担がかかり、単焦点レンズだと負担がかからないのか・・・どうもよくわかりません?
通常、負担の程度は「前のメガネとの差」や年齢、環境、使用目的などによって左右されます。
もし、遠近両用レンズの加入度数(遠用度数と近用度数の差)が負担の原因とすれば、加入度数を弱めることによって、負担を少なくすることができます。
なお、遠近両用メガネで眼に負担がかかるのは「不同視 」の場合が考えられます。
それは、近見視でのプリズム誤差が問題になる場合があるからです。
でも、そういう負担を感じるか感じないかは個人差も大きく、人それぞれです。
現に私は不同視ですが、そんな負担よりも遠近両用レンズの便利さで快適な視生活を送ることができています。
(長時間の読書などには、近見専用単焦点メガネを掛けます)
遠近両用レンズでなければ、仕事にも支障をきたします。
なんでも個人個人によってメリットVSデメリットを考え、ケースバイケースで対処したほうがいいと思います。
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