立体視と深視力
両眼視は、
同時視があり、融像が働いて、そして眼の持っている最高機能である「立体視」ができます。
単眼視では立体視は困難です。
立体視が生じるのは人間の眼は二つあり、二つの眼が離れているからです。
離れているということは、右眼と左眼とでは若干見える位置関係が違っています。
このことを「両眼視差」と呼んでいます。
つまり立体視は、両眼視差を融像することによって、生じるメカニズムということです。
立体視は深視力との関連も深いです。
深視力とPD (瞳孔間距離)も関係があります。
PDが狭い人ほど一般的に立体視が良好で、深視力の成績もよくなります。
PDは大人と比較するとお子様はたいていは狭いです。
狭いPDのうちに、高度な立体感覚を養うことは大人になって役に立ちます。
子供のうちにスポーツや遊びを通じて、立体感覚を磨いていきましょう。
屈折異常(遠視、近視、乱視)、眼位異常(斜位)、不同視 などは、立体視不良の原因になる恐れがあります。
適切に矯正することをおすすめします。
なお、遠近感は単眼視の状態でも感じることができます。
深視力試験は、遠近感をチェックする試験ですから、立体視不良のかたでも適切なメガネ矯正、トレーニング等で合格することが可能です。
(ただし、視力が合格基準以下ですと無理です)
深視力検査に合格するためのメガネは「深視力メガネ研究会 」の加盟店にご相談ください。
« 融像力 | トップページ | 鼻から浮いているメガネ »
「深視力の話」カテゴリの記事
- 縦の変化を操れる投手は必ず勝てる(2022.12.11)
- 深視力 事例<不同視> 6(2021.07.25)
- 深視力 事例<不同視> 5(2021.07.21)
- 深視力 事例<不同視> 4(2021.07.18)
- 深視力 事例<不同視>3(2021.07.14)
« 融像力 | トップページ | 鼻から浮いているメガネ »
コメント