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白内障術後に調製したメガネの具合が悪い

白内障術後のお客様。

今年2月にお客様のご希望で、眼科発行の眼鏡処方箋度数

  

右眼 S+0.25 C-1.00 Ax90 Add 3.00

左眼 S+0.75 C-0.50 Ax90 Add 3.00

でメガネを調製しました。

(S+は遠視度数、Cは乱視度数 Axは乱視軸、Addは加入度数)

調製後半年が過ぎ、「遠くも近くも見えづらい」とご来店されました。

検査をしてみますと、(5m 両眼開放屈折検査)

右眼 S+1.50 C-2.25 Ax90 

左眼 S+2.00 C-2.00 Ax100  眼位正常

でした。

2月に調製した度数とは、随分違います。

これでは、おっしゃる通り「遠くも近くも見えづらい・・・」です。

それで、当店処方で、

右眼 S+1.50 C-2.00 Ax90  Add 2.75

左眼 S+1.75 C-1.75 Ax100 Add 2.75   

の度数で作りなおすことになりました。

お客様曰く「最初からここで検査してもらったほうが良かった」と・・・・・・。

この件は、半年間で度数が大きく変化した可能性もありますが、処方度数がイマイチだったかも知れません。

いずれにしろ、眼鏡処方箋には調製度数(実際に作る度数)しか書かれていないので、「なぜ、この調製度数になったのか」などの詳細はわかりません。

もし、眼科が「メガネの調製(検査)は遠近両用メガネなどに熟知しているメガネ屋さんに」と言ってくれていたら・・・・。

当店は両眼開放屈折検査を駆使して、遠近両用レンズのタイプに合わせて度数を調製していきます。

処方度数の責任は当店とお客様の共同責任になります。

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