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プリズムレンズとフレネル膜プリズム

プリズムレンズ(メガネレンズ)とフレネル膜プリズムの見え方(解像度)比較です。

Dscn14791

<向かって右がフレネル膜プリズム、左がプリズムレンズ>

10△プリズムで比較してみました。

フレネル膜プリズムのほうが、前方文字の鮮明さが落ちています。

これがフレネル膜プリズムの欠点です。

プリズム値大きくなると、さらに解像度が落ちてきます。

30△フレネル膜プリズムでは、こうなります。 ↓

Dscn14801

文字が非常に見えづらくなります。

ですから、大きいプリズム矯正は「プリズムレンズ+フレネル膜プリズム」で矯正することもあります。

たとえば、30△が必要な斜位(斜視)の場合、

15△はプリズムレンズで、残りの15△をフレネル膜プリズムで矯正します。

こうすることにより、少しでもフレネル膜プリズムの欠点を補います。

欠点もあるフレネル膜プリズムですが、もちろん長所もあります。

・軽い、薄い。

・簡単に付け外しができるので、眼位の変化に対応しやすい。

 ・部分的に貼ることも可能なので、遠見と近見でプリズム量を変化させることもできる。

当店はフレネル膜プリズムの使用目的は、主に「複視」の軽減及び解消です。

なお、フレネル膜プリズムは1△~40△まであります。

 

1枚のフレネル膜で両眼に貼ることも可能です。

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