近視の悩み
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(2日、木曜日は定休日)
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近視についてのご相談
「子供の近視が心配です・・・・」と。
そもそも近視は、病気ではありません。(病的な近視もありますが、数は少ないです)
病気でないものを心配する必要はありません。
(心配するお気持ちもわかりますが・・・・)
心配しなければいけないのは「遠視」です。
近視よりも視機能の問題が生じやすいのは「遠視」です。
「5mの視力が悪い近視」よりも「5mでの視力が良い遠視」のほうを心配してください。
遠見視力よりも近見視力が弱い場合は要注意です。!
そういうことをご説明するのですが、「いや・・・・それでも・・・・」とおっしゃる。
当店HPには、近視について
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近視になる原因として「炎症説」、「過度の調節原因説」、「過度の輻輳原因説」など諸説あり、はたまた「日本の家は狭い説」、「漢字を使用する説」、「近視になりやすい民族説」なども聞いたことがあります。
いずれにしろ、近視の成因はいまだに解明されていません。
10代のかたは身体の成長とともに眼軸も変化し、近視度数も変動しやすいです。
人間の眼の一生で一番変化しやすい時期といえるでしょう。
勉強などの近見作業を集中して行うために、近視の進行も促されます。
近視の進行を少しでも遅らせるには、望遠訓練(遠くの景色などをリラックスして見る)などの方法がありますが、それ以上に近見視をすることが多いと、効果は期待できません。
また、そのような訓練をしたとしても、近視進行を遅らせることができなきいかたも少なくありません。
学童期の近視は「進むかたは進み、訓練をしてもしなくても進まないかたは、たいして進まない」現実もあります。
これは、遺伝的要素もあり、個々人の特性によるものです。
ただ、いずれにしろ携帯電話やスマホを見る時間は少なくして、遠くの山の緑を見ることは眼のためにいいことです。
脳もリラックスしますから身体にもいいです。
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と、説明しています。
何度もいいます。
近視は悪い眼ではありません。かえって正視よりも近見時の調節力が節約できるメリットもあります。
しかし、そのメリットは「外斜位」になる恐れ(デメリット)もあります。
ですから、近視矯正は眼位(視軸の向き)を考慮に入れて調製したほが望ましいです。
「いや、そんなことよりも・・・・・」と言われそうですが・・・・。
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