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近視について 9

近視について(中高年期の近視)

40歳を過ぎたあたりから老眼世代に入ってきます。
「えー、近視は老眼にならないのでは」と言われるかたもいますが、それは俗説です。
調節機能は年齢とともに誰でも衰えてきます。近視のかたでも遠視のかたでも等しく老眼になります。

でも、ま、近視は裸眼で近くが見やすい目(近視度数にもよります)ですから、老眼鏡がいらない場合もあります。
老眼を「老眼鏡を掛けること」と定義すれば「近視は老眼にはならない」は、あながち間違いとは言い切れません。

中高年期のかたの近視メガネを調製する場合

通常、40歳前後から遠方用度数に調製した近視メガネでは、近方視に不自由を感じてきます。
若いときのように、「一つのメガネ(単焦点レンズ)で遠方も近方も不自由なく見える」ことはできません。。

近視度数を中間距離度数にして調製すれば、そこそこ遠方も近方も見えるのですが、そこそこ度数は車の運転には危険な場合もあります。この調製は、長時間の近見作業で疲れる場合もあります。

そんな場合の方法として
①遠方用メガネと近方用メガネを使い分ける
②跳ね上げメガネを使用する
③遠近累進両用メガネを使用する
などの方法があります。

①番は、光学的には一番有利です。単焦点レンズは遠近累進レンズに比較してユレは少ないし、視野も広くなります。
きまった距離のモノを見るのであれば、その距離に合わせたメガネが快適にご使用できます。
しかし、年齢とともに調節力が弱くなり、明視域も狭くなると、単焦点レンズでは不便を感じることがあります。

②番は、裸眼で近見視が不自由なく見える近視度数のかたや、遠近両用レンズに抵抗があるかたなどにおすすめです。
遠近両用に抵抗がなくても、跳ね上げメガネで調製する使い方もあります。
普段は、遠近両用レンズを使用して、細かい作業をするときは跳ね上げて裸眼で見ます。
「遠距離、中間距離、近距離、超接近距離」という感じです。
しかし、跳ね上げメガネはデザインなどが限定されます。

③番は、遠近累進レンズは境目がないレンズです。遠、中、近距離がメガネを外すことなく明視できます。
「老眼」ということが、まわりのかたに気付かれることはありません。
遠近累進レンズには、たくさんのタイプがあります。
・遠方の視野を広くとった、遠方重視タイプ
・近方に視線が入り易い、近方重視タイプ
・累進帯長を長くした、遠方~中間距離重視タイプ
しかし、遠近累進両用メガネは、単焦点レンズに比較して近用部の視野が狭くなるなどの欠点があり、万能ではありません。




①番にするか、②番にするか、③番にするか。迷います。
40歳以降の近視のかたは、選択肢が増えてきます。お時間に余裕を持ってご来店ください。

50歳以降のかたは、用途により遠近両用、中近両用、近近両用、と使い分けたほうがいいです。

60代で近視で不同視もちろん老眼の浜田 清と、近視で老眼の浜田 久美が丁寧にレンズの説明をしていきます

 

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