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近視について 23

■事例

B様 スポーツメガネをお求めに来店されました。

まず、ご使用中のメガネ度数を調べました。
度数は、
R S-2.75D C-0.50D Ax162
L S-3.50D C-0.50D Ax9

光心のチェックをしたところ、奇妙なことが。
右眼用のレンズは27mm、左眼用のレンズは33mmで入っていました?

光心の高さを確認してみると、右はフロント下から16mm、左は14mmで入っていました。
ウーン、なんだか怪しい。

いや、ここで早合点して「光学中心の設定がオカシイです」なんて言えない。
優秀な眼鏡技術者が、左右のPDや、眼の位置、眼位などを考慮に入れて光心を設定してるかも知れないのですから。


光心が、PDよりも右眼が広く、左眼が狭く入っている。
光心の高さは、右眼が高く、左眼が低く入っている。
このメガネは、眼位などを考慮に入れて調製したメガネなのか。
それとも・・・・・。

当店での検査、両眼開放屈折検査での基本度数(5m)は、
R S-2.75D C-0.50D Ax175
L S-4.00D C-0.50D Ax175

PD(瞳孔間距離 右30.5mm、左30.5mm)

眼位(視軸の向き)は、左眼上斜位 R 4.0△B.U. 外斜位3△B.I.。

眼精疲労があり、頭痛や肩コリなどの症状がありました。

眼の位置や、耳の高さは左右同じぐらいで、左右で光心の上下位置を変える必要はありません。
PDと光心の関係も左右で、違える必要はありません。(左右で、レンズの厚みが揃ってくるメリットはあります)

お訊きしますと「今のメガネでは、眼位の検査などしなかった」とおっしゃいます。
「でも、レンズの入れ替えをしたことがある」とのことでした。

ハハーン、これで奇妙なことの原因が分かりました、
心取りを無視した、不適切な入れ替えがされていたんですね。

しかも、左眼上斜位のかたに、その斜位を助長する光心の上下位置ズレ(プリズム誤差)。
もっとも、その位置ズレによって斜位が誘発された可能性もあります。

それは、人間の眼の眼球運動は「上下方向は、水平方向に比較して柔軟には動きません」ゆえに、上下プリズム誤差が生じると眼の疲れる確率がグッと高くなるからです。




 

 

 

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