近視について 74
直乱視(乱視軸が180°の乱視)
右 C-0.75D Ax180 左 C-0.75D Ax180
・背が高くなったように感じる ・床が遠くに見えるように感じる
近視性直乱視は、比較的若いかたに多い乱視軸です。
ハードコンタクトレンズを入れているかたにも多いように感じます。
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直乱視(乱視軸が180°の乱視)
右 C-0.75D Ax180 左 C-0.75D Ax180
・背が高くなったように感じる ・床が遠くに見えるように感じる
近視性直乱視は、比較的若いかたに多い乱視軸です。
ハードコンタクトレンズを入れているかたにも多いように感じます。
輻輳力に関するお問い合わをいただきました。
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近くを見ながらの作業を続けていると眼精疲労がたまりやすいです。インターネットや眼科などで色々調べていたら輻輳不全だということがわかりました。(近見外斜位:16D)
これを改善するために対応した眼鏡を作るのもありかと思いましたが、トレーニング(寄り目??)によって改善できたりするのでしょうか。外斜位をできる限り小さくしたいです!!
教えていただけたら幸いです。
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○○様
高知 メガネのハマヤ 浜田 清です。
お問い合わせをいただきました。
さて、輻輳不全に関しまして、まず「近見外斜位 16D」というのは
眼科で検査されたものでしょうか?
それで、「輻輳不全」ということがどうしてわかったのでしょうか?
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近見外斜位16D
参考までに...
遠見外斜位2D
上斜位0D
輻輳近点60mm
深視力0mm
ステレオ正常
斜視なし
その他項目(遠中近距離視力、視野、眼圧、....)正常
は、眼科で検査していただきました。
輻輳不全と判断いたしました根拠としては
1.近くを見る仕事を長くすると眼精疲労が出やすい。
2.外斜位の数値
3.暗闇に入ると眼球が外に少し移動する感覚がある(気がする...)
上3つであり、眼精疲労が出やすい点において輻輳不全の症状に近いと判断しました。
眼精疲労に悩まされているので改善できるのならばしたいと思いこの度メールを差し上げました。よろしくお願いいたします。
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ご連絡をいただきました。
通常、眼位の値はプリズム値で表示します。「△」
「D」は度数の単位である「Dioptre」になります。
これが近見外斜位が16△B.I.だとしますと、
ある標準値からすると、強いことになります。
しかし、輻輳近点6㎝は正常値です。
ですから「輻輳不全」と判断するのは早計ではないでしょうか。
近見では「上斜位」がある可能性もあります。
いずれにしましても、○○様の眼を実際に検査してみないと
ハッキリしたことは言えません。
また、検査の数値は検査方法などによって、変わることも
少なくありません。
一度、信頼のおけるメガネ店にご相談(検査)されてから、トレーニングの
指導などをしてもらうことをおすすめします。
その場合、メガネを購入することを前提にご相談してください。
(メガネ店で、検査だけをやっているところは少ないです)
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○○様
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以上。
この件では、私の勉強仲間にも情報を共有し、ML談義をしました。
その中で、参考になるご意見もいただきました。
なお、当店は「複雑なご質問ご相談は、メールでお願いしています」
(浜田 清と久美の二人で営業していますので、電話に出られないこともあります。
長時間のお電話も、ご来店中のお客様にご迷惑をおかけすることがあるからです)他店お買い上げメガネの調製具合、見え方などのご質問に関しましては、お客様の目の状態、お顔の大きさ、フレームの状態などのデータが当方にはありませんので、お答えできかねます。(まず、お買い上げ店にご相談ください)
遠視、近視、乱視、老視などの度数調製や斜位、斜視の矯正に関することは、実際に目の検査をしてみないとお答えできかねる場合もあります。
視機能などのお問い合わせは、当店HPに掲載させていただく場合もあります。(個人が特定できないように、配慮します)
ご了承ください。
<ご質問マナーも守っていただきますと幸いです>
<近視性乱視>
倒乱視(乱視軸が90°の乱視)
右 C-0.75D Ax90 左 C-0.75D Ax90
・背が低くなったように感じる ・床が近くに見えるよう感じる
乱視は、視機能異常になりやすく、眼精疲労が起こりやすくなります。
3密(密閉、密集、密接)にならない趣味は・・・・。
それは「山道サイクリング」でしょう。(^^♪
田舎の山道では、猿や猪には時々遭遇しますが、人に会うことはほとんどありません。(道路工事などがなければ)
山には店もないので、3密になりたくてもなれません。
あるのはほぼ自然だけです。
その自然の中で森林浴をしながら、野鳥のさえずりをBGMにしての山道サイクリング。
快適この上ありません。免疫力が高まることも期待できます。
山道サイクリングといっても、私が推奨しているのは、オンロードの山道です。
勾配が比較的緩やかで、定期的に整備(清掃)されている舗装道路です。
高知にはシニアにも楽しめるコースは豊富にあります。
なんせ森林率は日本一ですからね。(^^♪
ところで、3密対策には、いずれは「疎開?」も検討しましょうよ。
都会の幹線道路を走っても、感染道路になるだけです。
排気ガスまみれにもなるし、車も過密な都会は交通事故の危険がともないます。
東京でのサイクリングは禁止! サイクリングをしたいかたは高知へ!
に一票を投じます。(-.-)
<近視性乱視>
乱視の空間視の感じ方
乱視眼は、眼球の方向により屈折が異なる眼です。
↑図は近視と遠視の混合乱視
方向によりレンズの度数が異なる乱視レンズで矯正することになります。
ということは、網膜像の拡大率が方向により違ってくるために、像が縦長に見えたり、横長に見えたり、傾いて見えたりします。
しかし、人間の脳は良くしたもので、このような違和感を取り除く処理能力ももっています。
その処理能力は個人差も大きくて、直ぐ処理できるかたもいますけど、なかかな処理できないかたもいます。
乱視度数が弱ければ、直ぐ処理できるというものでもありませんし、大丈夫かなと思うような強い乱視でも直ぐ馴染んでしまうかたもおられます。
馴染み具合は、そのかたの、度数、メガネ歴、または性格などにより左右されます。
<近視性乱視>
当店は、主に「クロスシリンダー」という道具を使用して、乱視を細かく検査していきます。
±0.12、 ±0.25、±0.50、±0.75、±1.00のクロスシリンダーを駆使して、乱視の測定をしています。
±1.00→±0.75→±0.50→±0.25→±0.12とより細かい測定になります。
通常乱視度数のレンズは0.25刻みになっていて、C-0.25D、C-0.50D、C-0.75D、C-1.00・・・・。とあります。
ですが、人間の眼の乱視は0.25刻みにはなっていません。
「0,25Dと0.50Dの中間ぐらい」、とか「中間よりはやや0.50Dに近い」ということがよくあります。
乱視を自覚検査において正確に把握することは、重要です。そのデータを基に、調製度数を決定する段階で、考慮に入れていきます。
4月20日 高知新聞 朝刊より
東京・大阪「3密」対策困難。 人手絶えぬ商店街も
の見出しで、人で溢れる商店街の写真が掲載されていました。
写真は「なんじゃこりゃ・・・お祭りか!」というぐらいの人手です。
これでは3密対策が困難なはずだ。
生活に必要な限度の買い物といっても芋を洗うぐらいの人手です。
それもこれも都会は人が多すぎます。(それだから都会というんでしょうが・・・・)
今回のコロナ騒動で、過密していることの弊害が改めて浮き彫りになりました。
国は本格的にこの対策をしないと、第二、第三のコロナ禍は出てきますよ。
そう、今こそ全国の人口対策を考えないといけません。
効率化のしっぺ返しなんですよ、感染者の数は!
高知県の人口はとうとう70万人を割りました。
限界集落も増え、過疎化が一段と進んでいます。
過密と過疎、どちらもよくありません。
とりあえず、10万人ぐらい高知へ移住しませんか・・・・。
「移住をしたかたには、給付金500万円を送ります」の案はどうでしょうか?
国会議員の皆さま。
<近視性乱視>
乱視とは、眼に入ってくる光の向きによって、光線の結像位置が変わってしまう状態をいいます。
下図はその一例で、縦方向の光は網膜より後に結像し(遠視状態)、横方向の光は網膜より手前に結像(近視状態)していることを表しています。
もちろん両方の結像点とも網膜の手前にある場合(近視の乱視)もあれば、逆に両方とも網膜の後にある場合(遠視の乱視)もあります。
また、屈折力の最も強い経線と最も弱い経線は、必ず下図のように縦横の関係にあるわけではなく、人により斜め方向にもなります。この向きを乱視の軸とよび、屈折力が最も強い経線か垂直方向ならば「直乱視」、水平方向ならば「倒乱視」、斜め方向ならば「斜乱視」といいます。
以上は、屈折力の最も強い経線と最も弱い経線が、直交していること(これを正乱視という)が前提でしたが、まれに「不正乱視」という、経線ごとに屈折力が異なる人もいます。正乱視はメガネで矯正できますが、不正乱視はハードコンタクトレンズなどで矯正するのが一般的です。
SEIKO HPより
縦方向よりも、横方向のほうが屈折が強い乱視眼です。
↓
乱視眼の矯正はには、その乱視軸に合わせ、経線の屈折力が異なるレンズを使用します。
↓
4月16日(木)
免疫力を落とさないようにサイクリングにいく。
さらに、眼の保養に花見に行く。
行った先は佐川町「斗賀野ワールド つつじ園」
虚空蔵山の中腹にある場所で、眺望も楽しめます。
ランチは、日高村「村の駅」で購入した、やの鮮魚店さんのお寿司。
げに、まっこと美味かったぜよ。(^^♪
近視のかたで、乱視もあるかたの屈折は「近視性乱視」と呼んでいます。
乱視は日本語で「乱れる」という文字が入っています。これは悪いイメージを受けがちですが、実際には人間の目で乱視のない完璧な形の目は存在しません。
つまり、目は野球のボールのようにキレイなまんまるではなく、縦のカーブと横のカーブが異なるタマゴのような形です。
そのカーブの違いを乱視といいます。
縦のカーブと横のカーブが違いは、ものの見え方のハッキリ差が縦方向と横方向では違ってきます。
人によっては、そのことで眼精疲労の原因になることもあります。
乱視による眼精疲労は、乱視を適正に矯正することで解消されます。
なお、乱視そのものは病気ではありません。ご安心ください。
両眼調節バランステスト等の「自覚的検査」では、お客様の正しい判断を必要とします。
自覚的検査とは
自覚的検査とは、お客様の「見える、見えない」などの応答を必要とする自覚的な検査です。
基本度数決定の原則は、他覚検査を経て最終的には自覚検査ですから、自覚検査は重要になります。
「しっかりした自覚検査をすれば、他覚検査はいらない」とも言えます。(ただし、検査時間がかかります)
たとえば、この視標、
1番が一番ハッキリしていて、6番が一番ぼやけています。
この違いがわかりますでしょうか?
4番と5番を比較した場合、5番よりも4番のほうが見え方(ぼやけ具合)はマシなのですが、これを「5番のほうが見やすい」と答える(感じる)かたもおられます。
これは、
・見極め判断が甘い
・緊張のせいで調節機能に問題がでている
・疲れによるミス
などの理由が考えられます。
いずれにしろ、微妙な選択の判断は難しくなるのは間違いありません。
生きる上でも人生は選択の連続です。何が正しくて何が間違っているか・・・。
「唯一絶対に正しい」ものはこの世に存在しないのかも知れませんが、人は否応なしに、常に選択や決断を強いられます。
後悔しない決断をするためには、覚悟も必要でしょうね。
ちょっと話が脱線しました・・・・
近視メガネ調製の為の検査では、
視標の見比べなどの小さな判断から、調製度数(実際に作る度数)をどうするのかの大きな決断をしていただきます。
「後悔してもらいたくない」それだからこそ、当店の検査はしつこい・・・・いや丁寧に行っています。
「当店で調製するメガネは、お客様と浜田 清と久美の共同作業で作り、共同責任になります」というのもしっかりと、意識していただきたいです。
ボストン型の「跳ね上げフレーム」の入荷です。
タイプは「複式」です。
レンズが2組入ります。
複式跳ね上げメガネは、
・前にはサングラス、後ろには度付レンズ
・前には老眼、後ろには近視レンズ
・前にはプリズムレンズ、後ろには遠視レンズ
など、さまざまな使い方ができる特長があります。
両眼調節バランステストでは、
両眼開放での「右眼と左眼のぼやけ方」をお尋ねします。
「一番上の段と一番下の段を見比べてください。どちらの方がボヤケが少ないでしょうか」と。
重要な検査なので、じっくりと見比べていただきます。
「ぼやけ方は、ほぼ同じです」とお答えになりましても、確認テストもいたします。
両眼開放検査でも調節が介入している可能性があるからです。念には念を入れます。
少々、お時間をいただきますが両眼開放屈折検査の詰めの検査です。ご了承ください。
両眼開放屈折検査で、丁寧に両眼調節バランステストを行うことにより、近視過矯正や遠視低矯正を防ぐこともできます。
なお、↓これぐらいの見え方であれば、比較は容易なのですが、
微妙なぼやけ具合を比較するのは、難易度が高くなります。
「大きい視標を見れば、上段のほうがいいが、小さい視標では下段のほうがややマシに見える」ということも往々にしてあります。
そんな場合には雲霧量(ぼやかす量)を調整して、再度チェックをしていきます。
お客様の見極める眼も必要とします。
手間暇のかかる作業ですが、「両眼調節バランステスト」はメガネ調製には必須の作業です。
両眼調節バランステストも「両眼開放屈折検査」の一つです。
単眼視検査では、不必要な調節が介入する可能性が高くなります。
(調節はありがたい機能なのですが、屈折検査のときには邪魔な存在になります)
特殊なフィルターレンズを使用します。
■両眼での見え方
ランドルト環は、3段に分かれています。
右眼で一番上の段
左眼で一番下の段
両眼で真ん中の段
を見ています。
■右眼での見え方
右眼で一番上の段
両眼で真ん中の段
が見えています。
一番下の段は、右眼では見えていません。
両眼を開けたままで、右眼の測定をします。
■左眼での見え方
左眼で一番下の段
両眼で真ん中の段
が見えています。
一番上の段は、左眼では見えていません。
両眼を開けたままで、左眼の測定をします。
両眼調節バランステストでは、まず基本度数よりプラス寄りの度数に変えて、少しぼやかした状態にします。(このことを「雲霧」と呼んでいます)
調節の介入を防ぐためです。
その場合、4面トワールを使用することもあります。
4面トワールでは、素早く雲霧することができます。
左右眼での雲霧量の調整も簡単にできます。
大きいメガネ研究会のオリジナルのセルフレームとして、安定感を感じるレンズ型…
「ビオロンセロ」が入荷しました。
横幅の長めのラウンドスクエアタイプの落ち着いたモデルとなっています。
未来的フォルムを感じさせながら懐古調のクラシックも思わせるデザイン、しかしながら素材感は、近代ヨーロッパのアートを思わせる、他面複合的なイメージが持ち味のフレームです。
・両眼開放屈折検査などで使用する「オクルージョン膜」です。
この膜を使用して、通常の両眼視状態での視力(見え方)バランスをチェックすることができます。
視力が0.6ぐらいになるオクルージョンを使用します。
オクルージョンでの視力バランステストは、
両眼開放屈折検査視標のように「左右眼同時比較」ではなく「左右眼交互比較(継時比較)」になるのですが、両眼視眼位でのチェックができます。
*継時比較は、右眼で見たとき、左眼で見たときの時間差があり、前の記憶した見え方と今見えている視力表を比較することになり、検査結果の信頼度がやや低くなります。
また、片眼を遮蔽して右眼と左眼の視力を比較しても、正確なバランスチェックになりません。
↑半透明カバー(遮眼子)で、右眼を遮蔽しています。
融像除去眼位になっています。
外斜位があるので、遮蔽された右眼は大きく外側(耳側)に偏位しています。
この状態では、片眼での視力は確認できても、両眼視力の正確な比較はできません。
片眼を遮蔽すると、調節が介入しやすくなります。
眼位、輻輳状態、瞳孔径なども変化します。
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