技術的な問い合わせ
眼鏡技術のお問い合わせがありました。
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眼科の○○に携わる仕事に就いており特に屈折矯正の分野専門です。ご教示頂きたい所を下記にコピペさせて頂きました。1は理解できるのですが(F=1/D)2~6までの近点の距離はどのように算出されるのでしょか?あくまで、ある被検者様の実測値ということなのでしょうか?ある眼光学の本にも同様の例が記載されており(調節が入らない状態で正視、近視の方の場合の近点距離が記載されている)どうしても行き詰まりお問い合わせさせて頂きました。
明視域とは。
たとえば、50歳の正視のかたで、調節力が2.5Dのかたの明視域は「∞~約40㎝(∞は遠点です)」です。
(遠方は、無限遠までピントが合い、2.5Dの調節をすれば、40㎝までピントを合わせることが可能)
50歳、正視、調節力が2.5Dのかたの明視域
1、メガネを掛けない場合 ∞~約40㎝
2、S+0.50Dのメガネを掛けた場合 約2m~約34㎝
3、S+1.0Dのメガネを掛けた場合 約1m~約29㎝
4、S+1.50Dのメガネを掛けた場合 約67㎝~約25㎝
5、S+2.0Dのメガネを掛けた場合 約50㎝~約22㎝
6、S+2.50Dのメガネを掛けた場合 約40㎝~約20㎝
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高知 メガネのハマヤ 浜田 清です。
お問い合わせをいただきました。
さて、「調節力」と「明視域」の件に関しまして、
私は教育者ではありません。間違っている可能性も
ありますが、私なりにお答えいたします。
1番が理解できていましたら、あとは同じことです。
2番は「S+0.5D」のメガネを掛けると、目の中の要素は「S-0.5D」の
近視状態になります。
S-0.50Dの近視の遠点は「100÷0.5=200」
S-0.50Dの近視は、目の中にS+0.50の要素を持っていると考えます。
その要素の+0.50とさらに調節力が2.50Dあります。
合計すれば「S+3.00Dの屈折力を持っている目」と考えます。
すると、近点は
100÷3=33.3333
になります。
3番以降同じことです。調節に関しては、専門書などをお読みいただけましたら幸いです。
調節のメカニズムが完全に解明されているわけでないのですが・・・・。
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と、回答メールを出しました。
しかし、何らご返信をいただけません。
お役に立てたのかどうか・・・・ご理解していただけたのどうか・・・・😵
屈折矯正専門家のかたが問い合わせする内容ではないのですが・・・・
当店HP「お問い合わせ」には、
『メールのマナーを守ってください。ご質問への回答が望む回答でなかった場合でも最低限の返信をお願いします。』
と書いています。
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