近視について 84
<近視と車の運転>
・視力に関して
普通免許に必要な視力は、両眼で0.7、かつ片眼で0.3以上です。裸眼視力でこの条件に入らなければ、メガネやコンタクトレンズで矯正します。
0.7あれば、車の運転はできるのですが、より安全な運転のためには、1.0以上見えているほうが望ましいのは間違いありません。
それも、上質の1.0以上が。
上質1.0というのは、同じ1.0の視力でも「ハッキリと見えている1.0」と、「ボンヤリだけど1.0はなんとか見える」では、実は全然違うからです。
ということは、視力表で判断する視力というのは、ある基準の目安にすぎない。ということも言えます。
![]() ハッキリと鮮明に見えている 上質の1.0の視力 |
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![]() ボンヤリ見えている こちらも視力では、1.0 |
視力は、年をとるにしたがって低下します。
視力が低下すると、手足への反応も弱くなります。(遅くなります)
交通事故を起こさないためにも質のいい視力にこだわって、最適な条件で車の運転ができるようにしてください。
右眼の視力が、0.7、左眼の視力が0.4でも、車の運転はできますが、それでは左右眼バランスが悪く、遠近感覚も不良になる場合があります。
視力が0.7では、夕方夜間の運転に危険な場合もあります。雨の日も怖いです。
視力には、静止視力と動く物を見る能力「動体視力」があります。
通常、動くもの見るときには、視力は低下します。
速度が速くなれば、さらに低下します。
動体視力の低下は、距離感覚の不良となり、事故を起こす確率が高くなります。
スピードは出し過ぎないほうがいいですし、高速道路での運転は十分に注意をしなければいけません。
動体視力は、身体のコンディションによっても変化します。
体調が悪ければ、静止視力は、1.5だけど動体視力は0.5ということも起きてきます。
体調が悪いときは、車の運転は極力しないほうがいいです。
また、動体視力は、視機能とも関連があると言われています。
眼球運動が滑らかに動かないと、動体視力にも影響があるでしょう。
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