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遠近累進の処方箋 4

遠近累進メガネの眼鏡処方箋度数では、「具合が悪い」と訴えられた場合、

1、再度、眼科に行ってもらう

2、そのまま処方箋通りに作る

3、当店で検査からやりなおす

の選択肢があります。

3番を選択すれば、メガネフレーム、メガネレンズタイプに応じて、度数調製ができます。

眼鏡技術者とすれば、腕の見せ所です。

検査からやり直すには、お客様の同意も必要とします。

誤解を招かないように慎重に説明をしていきます。

「基本的に眼科は病気を治すことが本職です。度数の検査でも眼科とメガネ屋とでは一般的に目的が違います。

眼科はどれぐらい見えるかに重点をおきますが、メガネ屋では用途、用法に応じて快適に掛けられる度数に重点をおきます。

また、遠近累進メガネは単焦点レンズ比較して、種類(タイプ)も多いし、タイプによって度数調整が必須になります。

光学的な知識も必要とします。

光学的知識に疎い眼科で、遠近累進を掛けたこともない測定者が、遠用と近用を別々に測定した度数で、遠近累進メガネの処方をするのは、どうしても無理があります」という感じでしょうか・・・・。

眼科とお客様との関係(濃いか薄いかなど)によっても、説明をアレンジしていきます。

 

 

 

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