« 近視について 114 | トップページ | 近視について 115 »

眼鏡処方箋のPD 1

眼科発行の眼鏡処方箋でメガネ調製をご希望の7歳のお客様。

その処方箋を拝見すると、PD(瞳孔間距離)が「62mm」と記入されています。

えー、62mmですか・・・・・、2年前のPDは49mmです。

Photo_20200817112001

ウーン、そんなに急激のお顔が大きくなったようには見えません。

62mmは、もう大人サイズのPDです。

当店でPDのチェックをすると、53mmです。

さて、どうするか。

このまま光心を「62mm」に合わせて調製するか・・・・。

 

レンズには光心(光学中心)があります。普通、光心をそのかたのPD(瞳孔中心間距離)に合わせて調製します。この作業を「心取り」と呼びます。

もし、光心とPDが合っていないとどうなるか。
そもそも眼鏡レンズはプリズムレンズの集合体と言えますから、視線とPDが一致していないとプリズム作用が生じます。

プリズム作用が生じると、眼の筋肉がレンズの基底の方向に引っ張られることになります。
すると、眼は両眼の視線を注視点に合わせるために、引っ張られることに逆らうような眼球運動をします。

« 近視について 114 | トップページ | 近視について 115 »

眼鏡処方箋の話」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 近視について 114 | トップページ | 近視について 115 »

最近のトラックバック