眼鏡処方箋のPD 1
眼科発行の眼鏡処方箋でメガネ調製をご希望の7歳のお客様。
その処方箋を拝見すると、PD(瞳孔間距離)が「62mm」と記入されています。
えー、62mmですか・・・・・、2年前のPDは49mmです。
ウーン、そんなに急激のお顔が大きくなったようには見えません。
62mmは、もう大人サイズのPDです。
当店でPDのチェックをすると、53mmです。
さて、どうするか。
このまま光心を「62mm」に合わせて調製するか・・・・。
レンズには光心(光学中心)があります。普通、光心をそのかたのPD(瞳孔中心間距離)に合わせて調製します。この作業を「心取り」と呼びます。
もし、光心とPDが合っていないとどうなるか。
そもそも眼鏡レンズはプリズムレンズの集合体と言えますから、視線とPDが一致していないとプリズム作用が生じます。
プリズム作用が生じると、眼の筋肉がレンズの基底の方向に引っ張られることになります。
すると、眼は両眼の視線を注視点に合わせるために、引っ張られることに逆らうような眼球運動をします。
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