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ウスカルフレーム「レドローゼ」

レドローゼには、これまでのウスカルメガネフレームで採用してきた新しい要素をいくつか活用しています。

・腕の素材には薄いベータチタンを使用。弾力性が増して、かけ心地が良くなりました。
・両サイドの「智(ち)」の部分に、段差構造を採用、これによりフィッティング性能がさらに向上。
・先セルには、ラバロン素材を使用。ヘアライン仕上げのスマートな意匠となっています。

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近視について 129

人間の眼の眼球運動は「上下方向は、水平方向に比較して柔軟には動きません」ゆえに、上下プリズム誤差が生じると眼の疲れる確率がグッと高くなります。


光心の上下位置が合っていないと上下のプリズム誤差が発生します。
結果、眼が疲れやすくなります。


眼の位置が左右で違うかたも少なくありません。適切な位置に光心が入らないと上下のプリズム誤差が発生します。
結果、眼が疲れやすくなります。




ウスカルフレーム「ベンディウム」

ウスカルフレームから今回、ボストンタイプのレンズ型を持ち、「マンレータイプ」のブリッジパーツを採用したクラシカルなモデル、「ベンディウム」というフレームのご紹介です。

チタンのボストンメガネフレームとしてはきわめて正統派となるフォルムで、満を持しての登場です。

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近視について 128

<近視メガネの心取り>

当店での検査、両眼開放屈折検査での基本度数(5m)は、
R S-2.75D C-0.50D Ax175
L S-4.00D C-0.50D Ax175

PD(瞳孔間距離 右30.5mm、左30.5mm)

眼位(視軸の向き)は、左眼上斜位 R 4.0△B.U. 外斜位3△B.I.。

眼精疲労があり、頭痛や肩コリなどの症状がありました。

眼の位置や、耳の高さは左右同じぐらいで、左右で光心の上下位置を変える必要はありません。
PDと光心の関係も左右で、違える必要はありません。(左右で、レンズの厚みが揃ってくるメリットはあります)

お訊きしますと「今のメガネでは、眼位の検査などしなかった」とおっしゃいます。
「でも、レンズの入れ替えをしたことがある」とのことでした。

ハハーン、これで奇妙なことの原因が分かりました、
心取りを無視した、不適切な入れ替えがされていたんですね。

しかも、左眼上斜位のかたに、その斜位を助長する光心の上下位置ズレ(プリズム誤差)。
もっとも、その位置ズレによって斜位が誘発された可能性もあります。

ゴムメタルのコンビネーションフレーム

「ゴムまりのように、柔らかく、しなやかで、しかもチタン合金よりも腰が強い」

そんな不思議な合金を用いたコンビネーションフレームです。

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近視について 127

<近視メガネの心取り>

■事例

B様 スポーツメガネをお求めに来店されました。

まず、ご使用中のメガネ度数を調べました。
度数は、
R S-2.75D C-0.50D Ax162
L S-3.50D C-0.50D Ax9

光心のチェックをしたところ、奇妙なことが。
右眼用のレンズは27mm、左眼用のレンズは33mmで入っていました?

光心の高さを確認してみると、右はフロント下から16mm、左は14mmで入っていました。
ウーン、なんだか怪しい。

いや、ここで早合点して「光学中心の設定がオカシイです」なんて言えない。
優秀な眼鏡技術者が、左右のPDや、眼の位置、眼位などを考慮に入れて光心を設定してるかも知れないのですから。


光心が、PDよりも右眼が広く、左眼が狭く入っている。
光心の高さは、右眼が高く、左眼が低く入っている。
このメガネは、眼位などを考慮に入れて調製したメガネなのか。
それとも・・・・・。



丸メガネ「ガイヤード」

セルフレームの丸メガネ、鼻パッド付きの「ガイヤード」が完成。
他の素材のメガネではなかなか味わえない、独自のボリューム感を持つものが、セルフレームの丸メガネです。

福井県鯖江市の、蔵で寝かせて乾かし、油脂成分を凝縮したという『濃厚アセテート』を用いた丸眼鏡。

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近視について 126

<近視メガネの心取り>

眼鏡調製においては、光心をPD通りに寸分も違わずに入れることは、現実には不可能です。
0.1mmの誤差も許さないということであれば、メガネは作れません。

では、どれぐらいの誤差なら許されるか、許容誤差は。

水平方向への許容誤差は、10.0Dでは問題の大きい方向(開散を強いる方向への誤差)は、「0.5△まで」という目安が存在しています。(RAL規格)
問題の少ない方向へは、1.0△です。

つまり、S-10,0Dでは、PDよりも光心が1mmぐらいは狭く入ってもいいけど、「0.5mm以上、広く入るのはダメ」ということです。
(もちろん、61.5mmで入ることが最良です)


光心がPDよりも広く入った場合、基底内方になりプリズム作用は鼻側方向に生じます。
結果、開散力が強要されることになります。

 

近見用視力表

当店が使用している近見用視力表(近用視力装置)です。


眼位検査や両眼視検査ができます。

内部光源式のこの装置、もう何年も前に製造中止になっています。

昔は、2、3のメーカーがこういう近見用視力表を作っていましたが、今はどこも作っていません。

それで、眼鏡機器では日本でトップメーカーの「ニデック」さんに近見視力表製造の打診してみました。

結果、「それは作る予定はありません・・・」とのこと。

ウーン、残念!

スマホを見ることや、パソコン作業など、快適に見ることのできる近見用メガネの重要性が言われている昨今です。

それには、より正確な度数検査(屈折検査)が期待できる、実用的な両眼開放式の近見視力表が必要です。

日本のメーカーがどこも作っていないのは寂しいですね・・・。

 

近視について 125

■事例

A様 強度近視のかたです。
右眼 S-10.50D
左眼 S-9.75D

のメガネを持参されました。
「このメガネを掛けると、物がムワッと見えて気持ちが悪い。眼がよるような感じがします」と訴えられました。
当店でメガネの検査をしてみると、光心が69mmで入っていました。

え、え・・・・69mm!
A様のPDは、61.5mmです。眼位は正常です。(最近、当店で眼位の検査をしています)

度数が約S-10.00Dで、光心がPDよりも7.5mm広く入っていると。
計算は簡単です。10.0DでPDよりも光心が1mm違えば、約1△のプリズム作用が生じます。
7.5mmの誤差では、約7.5△のプリズム作用が生じることになります。


プリズムを通った光が1m先で1㎝ずれる場合のプリズムの強さが1△(プリズム)です。 



日本製 「ジーパーツ」の入荷

「Z-132」など、ジーパーツが入荷しました。

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クラシカルな要素を取り入れたシンプルスタイルのメタルフレーム。

シンプルなプレス造形ながら強度と機能を併せ持つクリングス一体成型のブリッジに、Ⅱラインのリムで表情を引き締め、なめらかなプレスラインの一コ智・スパルタ仕様のヨロイとテンプルの組み合わせにより完成度を高めている。

レンズシェイプはラウンド。フロントはチタン、テンプルにはバネ性に優れたβ型チタン合金を使用している。

表面処理は、耐久性に優れたゴールドのダイレクトメッキ並びにイオンプレーティングを使用。表面処理を施さないチタンナチュラルの他にリムカラータイプもラインナップしている。

パットは体温によって柔らかくなることで、形状が掛ける人の鼻にフィットし、なおかつ40℃以下の温度で形状を保持する形状記憶樹脂を用いたものを採用している。 (メーカーHPより)

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近視について 124

<近視で外斜位>

■適切な心取りとは

 外斜位があれば、「常に光心はPDよりも広くいれればいい」というわけではありません。眼位が修正されたとしても、光心を広く入れることによる空間視の違和感で気分の悪いメガネになることもあります。

ですから心取りはいろんな点を考慮に入れて調製しないといけないのです。
・斜位の程度はどうなのか。
・眼の疲れはどうなのか。
・輻湊力、開散力はどれぐらいあるのか。
・メガネの使用目的はどうなのか。
・空間視の違和感を感じやすいのか。
・前のメガネのPD光心はどうだったか。

など、お客様との共同作業で適切な心取りをしていきます。

では、最も不適切な心取りとは。
強度近視で、光心の上下位置が適切でない場合です。
それは、人間の眼の眼球運動は「上下方向は、水平方向に比較して柔軟には動きません」ゆえに、上下プリズム誤差が生じると眼の疲れる確率がグッと高くなるからです。


光心の上下位置が合っていないと上下のプリズム誤差が発生します。
結果、眼が疲れやすくなります。


眼の位置が左右で違うかたも少なくありません。適切な位置に光心が入らないと

上下のプリズム誤差が発生します。結果、眼が疲れやすくなります。

 

眼精疲労や原因不明の首、肩コリや片頭痛など、眼鏡の心取りに問題がある場合があります。

いい加減な心取りをしている売上第一主義のメガネ店も少なくありません。
眼の健康や身体の健康には、技術優先のメガネ店でメガネを調製してください。

メガネの通販はハナから適切な心取りはできません。

大きいセルフレーム

大きいセルフレームの入荷です。

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近視について 123

<近視で外斜位>

常用マイナスレンズはプリズム作用やレンズ収差の影響を極力受けないように、光心をPD通りに入れるのが基本なのですが、斜位(眼位ズレ)のあるかたの場合の心取りは、斜位を考慮に入れた心取りをしていきます。

外斜位のあるかたは外方向に眼位ズレがありますから、輻湊力を常に働かせて両眼の視線を注視点に合わせます。

これでは輻湊力の弱いかたなどは眼が疲れますので、プリズム作用が内方向に働く心取りをして眼球運動が楽に行えるように、眼位を修正します。
内斜位のあるかたは、外方向に働くプリズム作用を利用します。

たとえば、度数がS-5.00D、PDが62mmで外斜位のあるかたに、光心を64mmに入れることによって眼位ズレが1△修正されることになります。



光心をPDよりも広く入れることにより、基底内方のプリズム作用は鼻側方向に働きます。
結果、外斜位のあるかたの輻湊力が緩和されます。


 

サイクリングでリフレシュ

9月10日(木)

久しぶりのサイクリング、雨の予報もあるので、やや緊張してでかける。

山に入ると、西の空は曇天だ・・・・・やばそう・・・・。

雨が降ると、山道は滑るし、ブレーキの効きも悪くなるし、怖いんです。

雨が降る前に、景色のいいところで、いの町を撮影。

田舎やの~(^^♪

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2時間のサイクリングを楽しんで、早々に帰宅。

ま、それでもなんとかリフレッシュできました。

 

 

 

近視について 122

<近視で外斜位>

■常用マイナスレンズの心取り

単焦点レンズ(遠近両用でないレンズ)でメガネを作る場合、当店では近視のかたが常用のマイナスレンズ(凹レンズ)で作ることが一番多いです。

そのマイナスレンズについて「心取り」といいまして、メガネ調製にはかかすことのできない作業があります。

レンズには光心(光学中心)があります。普通、光心をそのかたのPD(瞳孔中心間距離)に合わせて調製します。この作業を「心取り」と呼びます。

もし、光心とPDが合っていないとどうなるか。
そもそも眼鏡レンズはプリズムレンズの集合体と言えますから、視線とPDが一致していないとプリズム作用が生じます。

プリズム作用が生じると、眼の筋肉がレンズの基底の方向に引っ張られることになります。
すると、眼は両眼の視線を注視点に合わせるために、引っ張られることに逆らうような眼球運動をします。

・プリズム作用により眼の筋肉が外方向(耳側)に引っ張られた場合は、内方向(鼻側)に寄せる筋肉(輻湊力)を働かせます。
・プリズム作用により眼の筋肉が内方向に引っ張られた場合は、外方向に寄せる筋肉(開散力)を働かせます。


両眼の瞳孔中心間距離(pupillary distance)を略してPDと呼んでいます。


PDと眼鏡レンズの光心が一致することによりプリズム誤差は生じません。

 

坂田銀次郎 

「匠 坂田銀次郎」

日本の眼鏡職人が作った逸品です。

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近視について 121

<近視で外斜位>

外斜位は、「プリズムレンズ」で矯正することが可能です。

そのプリズムレンズをどのぐらいの量で、どういう使い方をするか・・・。

斜位を検査する方法も色々なものがあり、検査そのものの流派などがあります。

「唯一絶対正しい」矯正法はありません。

たとえば、

「シェアードの法則」、「パーシバルの法則」などの矯正法があります。

これらは、斜位と融像力との関係で、プリズム量を求めていくものです。

・シェアードの法則→快適な視機能を維持するためには、輻輳余力は斜位の2倍の量と等しいか、それ以上必要である。

・パーシバルの法則→快適視域は輻輳力全量の中央の3/1の中にあり、輻輳値と調節値が等しいドンダーズラインを通過することが正常な両眼単一明視の条件である。

と、これらの法則を参考に、斜位矯正の有無や斜位矯正量を決めていきます。

どの法則を採用するか、これらの法則は採用しないか。

その斜位は矯正する必要があるのかどうか。

いずれにしろ、不自然な検査道具であるビジョンテンスターでの検査には信頼がおけないように思います。

斜位矯正の参考にはなりますが・・・・。

 

コンビネーションフレーム (セルロイド)

セルロイドならではの、深みのあるツヤや
上質さ、品格のある仕上げが美しい。

セルロイドのコンビネーションフレーム

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近視について 120

<近視で外斜位>

斜位は融像力によって、両眼単一視が維持されています。

融像力=眼球運動になります。

 

眼球運動をつかさどる筋肉を「外眼筋」といいます。
外眼筋は、4つの直筋と、2つの斜筋で構成されています。

内直筋が、主に内転および輻輳運動を行う筋肉で、眼筋の中では一番大きく、その作用も外直筋よりも強いです。
外直筋の作用は、、内直筋に比較して弱いですから、内斜位のほうが問題が起きやすいです。
上下筋は、さらに弱いですから、上下斜位のあるかたは、正常な眼球運動が阻害される確率が高くなります。


19 外直筋
20 内直筋
21 上直筋
22 下直筋
23 下斜筋
24 上斜筋

正常な両眼視機能は、両眼の眼球運動が正常に働くことが条件です。

 

近視で「外斜位」は斜位の中でもポピュラーな斜位で、一番心配のいらない眼位異常です。

しかし、外斜位量や、融像力によっては、斜位から斜視になるかたもいます。

「なめたらいかんぜよ!」ということです。( 一一)

 

 

 

 

 

子供メガネの保険適用について

平成18年4月1日より、9歳未満の子供さんの「斜視」「弱視」「先天性白内障術後」等の治療に必要であると医師が判断した場合に限り、眼鏡およびコンタクトレンズが療養費の支給対象となっております。

給付額には上限がありますし、治療用ではなく視力矯正用とみなされた場合は、給付の対象にはなりません。
また、「アイパッチ」「フレネル膜プリズム」も、給付の対象とはなりません。

詳細は、お住まいの自治体ではなく、ご加入されている保険者(健保組合・社保・国保など)へおたずねくださいませ。

子供メガネ研究会HPより

 

保険の申請書には医師の証明書が必要なのですが、この制度を知らない眼科もあります。

 

※眼科が保険適用に関することを把握していない場合に備え、厚生労働省からの通達を持参されるのもよいかもしれません。
「厚生労働省からの通達のダウンロード」(PDFファイル)

 

 

 

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