斜視6
眼科では間歇性外斜視は手術をせずに「経過観察をする事も多い」と聞いています。
恒常性斜視ではないですから、経過観察も一つの方法なのでしょう。
A様が3年前に行かれた眼科も経過観察ということでしょうか。
しかし、何もしないで経過観察をしていても間歇性外斜視が良くなるとは思えません。
両眼視機能があるといっても、完全ではなく、視覚機能異常の問題は残ったままです。
この問題は深径覚不良にも繋がりやすいです。
深径覚不良は、日常生活に支障をきたす場合もあります。車社会である四国では交通事故の危険性が高くなります。
深視力(深径覚)、遠近感覚が不良の原因には、眼に関する事として
1、視力の不良(遠視、近視、乱視など)
2、眼位のズレ(斜位、斜視など)
3、不同視(左右の度数差が大きい)
4、眼球運動の不良(眼を内よせする力不足、眼を外よせする力不足など)などがあります。
眼精疲労の問題も残ったままです。
眼精疲労があるということは、融像している証拠でもありますが、斜視量以上に融像しないと両眼視ができないので、その負担は相当なものになります。
その負担に耐え切れず、複視が発生し、複視を解消しようとする脳の防衛反応として完全抑制をする恐れが出てきます。
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