斜視 10
斜位は潜在している眼位異常があっても両眼視ができるのは、人間の眼には「融像」と言って、左右の網膜に映った像を一つにまとめて、単一視する機能が備わっているからです。
すなわち、斜位の眼位異常は融像する眼の力によって、矯正されています。
ということは、両眼でものを見ている限りは、常に斜位を矯正しようとする融像力を働かせないといけないので、眼精疲労が生じる場合が多くなります。
通常、完全抑制をしている(単眼視)かたは、眼精疲労は起きづらいです。融像性の眼精疲労があるということは、融像している証拠(両眼視)でもありますので、けっして悪いことばかりではありません。
B様の調製度数、
R(右眼) S±0.00
L(左眼) S-0.75D
プリズム矯正と視機能トレーニングで、恒常性斜視にならないようにメガネを調製することになりました。
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