斜視 14
事例2
左眼斜視であるC様
バゴリーニ検査では、「完全抑制」ではありませんでした。
光点を見る距離によっても、抑制状態が変わります。
偏位量(ズレ量)を検査してみると、
26△B.I.(ベースイン)ぐらいありました。
(△はプリズム度数、B.I.はプリズム基低方向)
プリズムレンズは、眼の視線の向きを変えるために使用されるレンズです。
さて、こんな場合プリズム矯正で、
「レンズでつけられるプリズム量で試してみる」方法もあります。
(レンズ本体でつけられるプリズム量は、単焦点レンズでは5△ぐらいです)
C様にその方法(左右眼で、10△B.I.)で試していただきますと「ダメです!複視になります」とおっしゃいました。
やはり、10△ではダメです。
これぐらい離れていて、あまり気にならなかった複像が
10△で、これぐらいに近づくと、しっかりと複視を自覚します。
これは気になります・・・・。
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