乱視は?10
お客様の眼の基本度数(完全矯正値)を求めるには、「他覚的検査」と「自覚的検査」があります。
他覚的検査とは
他覚的検査とは、お客様の「見える、見えない」などの応答を必要とせず、測定者がオートレフ(コンピューター測定器)などの検査用具を使用して他覚的に度数を求めるものです。
自覚的検査とは
自覚的検査とは、お客様の「見える、見えない」、「どちらが鮮明か」などの応答を必要とする自覚的な検査です。
基本度数決定の原則は、他覚検査を経て最終的には自覚検査ですから、自覚検査は重要になります。
「しっかりした自覚検査をすれば、他覚検査はいらない」とも言えます。(ただし、検査時間がかかります)
自覚検査は、お客様の上手な応答も必要とします。
① ↓
② ↓
乱視の検査は、この①と②「どちらが鮮明でしょうか?」、「どちらがより見やすいでしょうか?」などとお尋ねしていきます。
これぐらい鮮明差があれば判断しやすいですが、微妙な差の判断は難しくなります。
その時の感情にも左右されることもあります。環境や時間帯によっても結果が変わることがあります。
不安定なのも人間であるがゆえの特徴です。
それで、検査が長くなることもあります。
メガネ作りはお客様との共同作業になります。
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