複視は辛い 3
両眼複視を解消する方法として「片眼遮蔽(遮閉)」があります。
眼帯で遮蔽することもできますが、遮蔽レンズもあります。
↑遮蔽レンズと普通のレンズ
レンズを曇りガラス状に半透明にしています。
「オクルーダー」と呼ばれています。
この「片眼遮蔽法」、複視の自然治癒が期待できる期間は、できればしないほうがいいとされています。
遮蔽することによるデメリットも大きいからです。
複視を解消するための光学的対応としては「プリズム眼鏡」の選択があります。
プリズム眼鏡で両眼単一視を獲得できるのであれば、この対応は視機能的にも精神的にもメリットがあります。
眼位の変動も予想されますが、その場合はプリズム眼鏡の度数を変更すればOKです。
ただ、プリズム眼鏡は度数合わせなどの調製に、手間暇がかかります。光学的なテクニックも必要とします。
なので、積極的にやりたがらない(できない)医療機関もあります。
忙しい医療機関では無理もありませんが・・・・( 一一)
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