複視は辛い 8
<複視の事例 2>
その後、定期的に眼位を観察させていただくことにしました。
2ヶ月後には
眼位は
右 5△B.U.
になっていました。
5△B.U.でメガネを調製しました。
1年後には、右 8△B.U. と上下斜位が増えている傾向です。
そのころ、有名なF脳外科医の診断を仰いだところ、
「腫瘍は滑車神経の後ろにあって、ガンマ線の後遺症で滑車神経がやられている」とのこと。
F医師は「メガネ屋ごときが」とはおっしゃいませんでした。
さすが、わかってらっしゃる(^^♪
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眼球運動をつかさどる筋肉を「外眼筋」といいます。
外眼筋は、4つの直筋と、2つの斜筋で構成されています。
眼球運動の筋収縮には神経が関与しています。
外眼筋の神経支配は、
内直筋、上直筋、下直筋、下斜筋の4つが「動眼神経」
外直筋が「外転神経」
上斜筋が「滑車神経」
で支配されています。
19 外直筋
20 内直筋
21 上直筋
22 下直筋
23 下斜筋
24 上斜筋
正常な両眼視機能は、両眼の眼球運動が正常に働くことが条件です。
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