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複視は辛い 4

複視とは一つのものが二つに見える現象です。

<複視の事例 1>

40代のB様

頭痛が続き病院を受診したが、原因不明でした。ロレツが回らなくなり専門医を受診すると「脳卒中」だった。

それで、直ぐ手術をされています。

当店には「時々、複視になります」とご来店されました。

5mでの基本度数は、
R Sー2.00D 
L Sー0.25D C-0.50D Ax20

遠見眼位は、上下方向の眼位ズレがあり
右眼上斜位 R 2.0△B.D.(ベースダウン)

眼球運動は、左眼の輻輳が弱いです。
動眼神経に問題が発生したので、やや内直筋に障害が出ています。

近見での眼位は、
右眼上斜位 R 8.0△B.D.(ベースダウン)
でした。

遠見眼位よりも近見眼位のほうがB.D.が大きかったです。
近見での複視が強く出そうです。

今回、遠方用メガネがご希望で、調製度数は
R Sー1.50D 
L S±0.00D C-0.50D Ax20

プリズム矯正は、R 3.0△B.D.で調製しました。
近見視も考慮に入れてのプリズム量です。

しかし、このプリズム量では近見視には複視が発生する可能性が高くなりますから、近用メガネもおすすめしました。

 

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