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複視は辛い 7

<複視の事例 2>

ウーン、当店で調製することのどこに問題があるのでしょうか。
C様はプリズム眼鏡なしでは、日常生活にも支障がでています。
その状況を少しでも緩和するために、当方とすれば全身全霊を傾けて調製しています。

C様のようなケースでは、眼位は不安定になりやすく、数回に分けて検査することもあります。

その場合、検査されるかたのご負担、体調なども考慮に入れて、慎重に丁寧に眼位検査をしていきます。
一つの検査だけではなく、複数の眼位検査をするときもあります。

視距離によって眼位が変化する可能性もありますので、5m、2.5m、40㎝での測定を実施します。

融像力検査もしていきます。

↑眼位検査に使用してるプリズムバー

そういう過程をへて、C様との共同作業で導き出されたプリズム値でメガネを調製をしていきます。

このメガネはC様と当方との共同責任になります。

「これのどこに文句があるの!」と言いたいです。

病院が手間暇かけて適切なプリズム処方ができるものなのやってください。
そしてその処方に責任を持ってください。

でも結果責任は持てないですよね。病院は結果責任を問われないところですから。
なら、光学的対応は眼鏡士を利用してくれればいいのです。

病院がすべてのことができるわけではないのに、光学的対応をする(病院ができないことをする)メガネ屋を非難するのはいただけません。

患者さんが何に困っているのか。何を望んでいるのか。もっとユーザー本位に考えてください。

結局、C様は配慮が足らない病院に不信感をいだかれました。
こうなると、患者さんも病院も不幸です。

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