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縦の変化を操れる投手は必ず勝てる

YAHOOニュースより

元中日エース吉見一起さん「縦の変化を操れる投手は必ず勝てる

「やっぱり、横の変化だけでは限界がある。フォークのような縦の変化は打者が一番打ちにくい。

目が付いていかない。横よりも縦の変化は合わせにくい」

 

おっしゃる通りだと思います。

人間の目の筋肉は横方向は柔軟で、縦方向は固いです。

視機能トレーニングも横方向はトレーニング効果が期待できますが、縦方向は横方向に比較すると難しいです。

 

眼球運動をつかさどる筋肉を「外眼筋」といいます。
外眼筋は、4つの直筋と、2つの斜筋で構成されています。

内直筋が、主に内転および輻輳運動を行う筋肉で、眼筋の中では一番大きく、その作用も外直筋よりも強いです。

外直筋の作用は、内直筋に比較して弱いです。それで、内斜位のほうに問題が起きやすいです。

上下筋は、さらに弱いです。上下斜位のあるかたは、正常な眼球運動が阻害される確率が高くなります。

19 外直筋
20 内直筋
21 上直筋
22 下直筋
23 下斜筋
24 上斜筋

正常な両眼視機能は、両眼の眼球運動が正常に働くことが条件です。

 

眼鏡調製においても「上下斜位」の適切な矯正が肝心です。

上下斜位のあるかたは、縦の変化に弱くなるし、遠近感覚も悪くなる場合があります。

深視力」の弱い人に、上下斜位があるかたは少なくありません。

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